~ギャル先生と義理人情~
【あらすじ】
任侠大好きフランスマダムの生徒・マリーが、ヤクザに囲まれているという連絡を受けハルコは急いで駆けつける……が、花札を楽しんでいるだけだった。
賭け事はしないと約束をした二人でしたが……。
次の日、マリーは約束を守らずに再び賭け花札を。
しかも負けている金額はあっという間に一千万に膨れ上がり、絶体絶命のピンチ!
しかし任侠顔負けのハルコの教師魂が炸裂して……!
本日の授業は‘自己紹介を工夫する

早速、見本を示したハルコでしたが……。


「わたしの名前はハルコです。でも~パルコではありません!」
………………。
「それのどこが面白いのですか?」
「スベッてんじゃねえよ」
「……」
生徒達にバカにされながらも授業は進み……。
マリーの自己紹介の番に。


すると、いきなり仁義を切り「名はマリー、またの名を緋牡丹のお竜と発します」
「ヒボタン?」
ヤクザマニアのマリーは任侠について熱く語り始め、ハルコは困惑。
と突然、「てめえ、シカトすんな」
「え!?いや、そんな怒らなくても……」
「怒ってません。シカトは花札から生まれた言葉です」
「え?」
そして生徒達がああだこうだと騒ぎだし……ハルコ先生、またまたブチ切れ!
「てめーら、シカトしてんじゃねえよ!!」
………………。
「こういう時に使うのよっ!(ニコッ淼)」
そのマリーがヤクザに囲まれているとの連絡が入り、大慌て。


「警察!」
「ダメ!警察沙汰になったら強制送還になっちゃうじゃん!全員揃って卒業できなくなっちゃうでしょ!」
「ハルコ先生……」
「そしたらわたし、高校教師になれないじゃん!」
「自分の心配ですかー!?」
「ちょっと!警察に絶対、連絡しないでよ!」
マリーを助けに駆け付けたハルコと渋谷でしたが。


マリーはそのヤクザと仲良く花札を。
翌日、鷹栖から「教師は生徒の親も同然なんだ!不注意なことはするな!」と烈しく叱責されたハルコ。


「昔、同じこと言われた。教師は親も同然だって」
恩師、秋元の言葉を思い出す。
マリーが一千万を持参して賭け事をやると言い出し……。
「これはわたしとマリーの任侠だからね」と絶対に花札をしないことを約束しあう。


しかし、マリーは約束を破りヤクザの事務所へ。


「あんなに約束したのにー!」
ハルコと渋谷はヤクザが出入りしているおでん屋の店主のオジサンに事務所の場所を尋ねるも……。
「子供じゃないんだからほっときなさいよ」
「子供なの!わたしはマリーの親なの!責任があるの!」
事務所に駆け付けたハルコは……。


「約束したよね!指切りしたよね!絶対、お金は賭けないって!わたしね、あなたよりずっと年下で頼りないかもしれないけど、あなたの親代わりなの!犯罪者にしたい親がどこにいるのよ!」
しかし負けたお金を取り戻すために花札勝負をするハメとなり……。
「上等よ!やってやろうじゃないの!」
ところがハルコとマリーの‘こいこい’の連発に、負け通し……遂に持ち札がゼロに。


「金で払えねえなら身体で払って貰おうじゃねえか」
「いやいやいや、わたしよりももっといい女がいるんですよ!カトリーヌっていうんですけどね!」
(ハ、ハルコ先生……サイテー


「この女、風呂に沈めろ」
「えーーー!!」
ハルコ先生、大ピーンチ



と、そこに鷹栖とおでん屋のオジサンが。
実はそのオジサンはヤクザの組長だった!


土下座をして詫びをする組長、それに対してハルコも土下座で詫びを返す。
ここでマリーが驚きの真相を。
ヤクザに頼んで賭け事の擬似体験をしただけで、お金は一切賭けていないと告白。
「みんな映画みたいにやってくれました」
「えーー!?」
「約束は守ります。ハルコと私の任侠でしょ」
組長が優しく、
「先生、お互いに精進しましょうね、親として」
「はい!」
無事、一件落着!


「今日のハルコはピカイチでした。ありがとうございました、先生」
※今回、登場したロケ地
・おでん屋⇒新宿区舟町。
(曙橋と四谷三丁目の間くらいのところ)
・ハルコと渋谷が走っていた通り&花岡組のビル⇒新宿区歌舞伎町二丁目。
・ラストシーンの川沿い⇒隅田川親水テラス。