1983年版『時をかける少女』を改めて観て…… | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

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旧作『時をかける少女』はスキー場のシーンから始まります。

吾朗はこれがキッカケでスキーにハマり……だから新作でもスキーに行こうとしていた!?

(ちなみに秋田の能代ではなく新潟の上越国際スキー場でした)



その吾朗、新作で和子に写真を渡す際に「深町さんのオバアチャン、覚えてるでしょ?」

その深町のオバアチャン、新作では姿を見せませんでしたが、旧作ではオジイチャンと共に登場します。
ダウン
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名前は深町正治、たつ。
素敵な老夫婦でした!

ちなみにオジイチャン役は(上原謙)加山雄三のお父さんなんですよね。
オバアチャン役は(入江たか子)大林作品常連の入江若葉のお母さん。

もし新作で深町夫婦が登場していたら……加山雄三と入江若葉が演じれば完璧でしたね!



それからクライマックスの和子と深町の実験室のシーン。
新作でのあかりと深町の実験室&バスターミナルでのシーンと被る台詞のオンパレードでした。


(旧)「僕は2660年の薬学博士……」

(新)「僕は2698年から来たんだ」

38年後です。


(旧)「僕はルールを犯してしまった」

(新)「それがルールだから」


(旧)「過去の歴史を狂わせてはいけない」

(新)「過去を変えてはいけない。歴史を変えてはいけないんだ!」


(旧)「君の記憶ばかりでなく、関わり合った全ての人間の記憶も消さなければいけないんだ」

(新)「僕の指命は君と君に関わった人間の記憶を消すことだ」



そして未来に帰る深町に和子はこう告げます。
「わたしも一緒に行きます」

あかりは涼太を救いたい一心で、
「わたしはここに残る!」

やはり母娘……愛する人への思いが強いところは似ているようです!



旧作では11年後の和子の姿も描かれます。
結婚もせず、大学で薬学に打ち込んでいる27歳の和子。

新作での和子はたぶん53歳の設定だったので、これから8年後の34歳でゴテツと結婚し、35歳の時にあかりが生まれた!?

高校生の頃からゴテツと付き合っていたのに結婚するまではかなりの年月が経っていたことに。

ゴテツはカメラマンの修行でアメリカ暮らしが長く、それで結婚が遅れたのかな?……などと推測してみたり。



改めて旧作をじっくりと観たら、新作『時かけ』が観たくて観たくてたまらなくなってしまいましたビックリマークビックリマーク

早くDVDを~~~(>_<)



※余談
旧作に出て来たタイル小路。
尾道に旅行した際に見に行き、そこには原田知世や大林監督のサインが飾られていて感激したのですが……このタイル小路、現在はなくなってしまったと聞いたような記憶が。
だとしたら残念。