これは1974年が舞台となっていた『時かけ』の影響……というワケでもなく、それ以前からなんですけど。
自分にとっては未知の時代なので逆に新鮮に感じてしまうからかもです!?
そういうことでまたまたその時代の作品を観ました

70年代のバンドも出演している~~それはこれっ



『暴力教室』(1976・東映)
主演は大大大ファンの松田優作


共演がなんと舘ひろし


ゾクゾクする顔合わせです


とんでもない不良どもが集まる高校に赴任してきたはぐれ者教師(優作)と不良のリーダー(舘)との対決を描いたバイオレンスムービー。
不良軍団を演じるはクールスのメンバー


(こんな高校生がいる学校、絶対に通いたくない

冒頭から痺れます。
教室に入ってきた優作は、無言のまま黒板に自分の名前を書きます。(結構、下手な字……いや、これはわざと下手に書いてるんです、きっと


すると優作の顔の間近にナイフが飛んできて黒板にグサッ!
不敵な笑みを浮かべる舘。
優作は何事もなかったかのようにナイフを抜き取るや……ピュッ!
舘の机の上にグサッ!
舘はニヤリ淏
超ベタな漫画みたいな展開だけど、この二人だと異常にカッコイイんです


優作は不良グループの挑発には乗らず子供扱い。
それに怒り心頭の舘。
ところが優作の思わぬ過去が暴かれます。
元プロボクサーであったが、リング上で相手ボクサーを死なせてしまい、リングを去っていた過去が。(この辺りもかなりベタ


「だから俺たちみたいなガキは相手にできないってわけか。てめえみたいな人間がいちばん汚らしいんだ」
それでも優作は意にも介さず鼻で笑うだけ。
で、なんやかんやとイロイロありまして……。(長くなるので割愛

次々に悪事の限りを尽くす不良グループ……と、それに立ち向かう新勢力の体育会系グループが現れます。
不良vs体育会系!
しかしこの体育会系連中は姑息な奴らで、ある悪事を不良グループの仕業と見せ掛け、舘は退学に追い込まれ……。
しかも学園の理事長や幹部らの汚職に加担する腐れきった生徒たちだった。
それを知った優作は舘に……「これはガキの出る幕じゃねえ」と単身で理事長室に殴り込むも、体育会系グループにボコボコにされ……と、そこにバイクに乗って駆け付ける舘ら不良グループ。
「オメーひとりにいいカッコさせられねえよ」
大乱戦の末、勝利する優作たち。
が……その時、無数の警官が到着。
優作と舘は、互いに不思議な絆で結ばれたことを感じ取り……顔を見合わせてニヤッ。
そして共に警官隊に向かって歩を進め……エンディング。
内容はともかく、優作&舘のカッコ良さを観るだけで大満足の作品でした

因みに当時の二人の年齢は……。
松田優作⇒27歳。
舘ひろし⇒26歳。
え!?舘さんは今年、還暦なの!?
ウソー、とても見えない

今でもメチャクチャカッコイイ、舘さん


そして優作は27歳ってことは……お!現在の松田龍平と同い年です
