『時をかける少女』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

昨夜、仕事の後に新宿ピカデリーで『時をかける少女』を観てきました。

因みに昨日は‘映画の日’で1000円均一ということもあってか、ロビーはかなりの混雑ぶりでした。

が…『時かけ』の客入りは残念ながらイマイチ。
あまり当たってないのだろうか?


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ボク的には、撮影が始まったと聞いたときからずっと楽しみにしていた作品です。

'83年製作の大林宣彦監督版『時かけ』の続編ともいえる内容で、旧作の主人公だった芳山和子の娘、あかりが今作のヒロイン。

冒頭にユーミン作曲のあのテーマ曲が(‘時を~かける~少女~♪’ってやつね)」流れた瞬間、思わず鳥肌が!(いきものがかりがカヴァーしています)

『時かけ』に思い入れが強い自分としては、これだけでも涙モノでした。


芳山あかり役は、アニメ版『時かけ』でもヒロインの声を演じた仲里依紗。
(アニメ版でこの名前を知ってから‘なかざと いさ’だとずっと思っていた^^; 勿論、正しくは‘なか りいさ’です)

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このコがメチャメチャいいんですよ!
自然な台詞回しや何気ない表情、ちょっとした仕種などの演技が抜群に上手い!
且つ、超可愛い(^^)

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まだあまりメジャーではないけれど(?)今後、ブレイクする可能性大!
要チェックの‘女優’だと思います。



とりあえずネタバレ的なことは控えておきますが、旧作に対するオマージュが随所に鏤められており…そして…ラストは切なくてかなり泣けました。


ところで、あかりは1972年の‘土曜日の実験室’にタイムリープしようとします。(しかし念じ間違いで1974年にタイムリープしてしまうところからストーリーは展開していく)

なぜ1972年なのか?
旧作からの流れを踏襲するなら1983年ではないのか?

実はこれにはちゃんとした理由があるんですね。
『時かけ』が初めて映像化されたのがNHKでのTVドラマで、この製作年が1972年。
つまりこのドラマへのオマージュ的意味合いも込められているという。


唯一の不満点は、和子役はやはり原田知世に演って欲しかったな~と。
あとゴロちゃん役は尾美としのり、深町役は高柳良一に。(旧作ファンなら誰しもが思うことでしょう)


旧作ファンのみならず、アニメ版のファンの方にもオススメの一本です!


・満足度→☆☆☆☆☆



※ロビーに明日から公開される『ソラニン』で、宮崎あおいが実際に劇中で使用したギターが展示されていたので、帰り際にパチリ。

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