最近、古本屋で購入して読んだ本。
『リカ/五十嵐貴久』
これ、真夏に読むにはピッタリかと。
背筋が凍り付くくらい怖いです。
内容は、出会い系サイトで知り合ったリカという怪物のような女性(比喩ではなく本当に怪物そのもの)にストーキングされ、とことんまで追い詰められる中年サラリーマンの姿を描いたホラーサスペンス小説。
リカの常軌を逸した異常な行動、そして不気味な容貌が克明に描写されていて、これがとにかく恐ろしい。
これに比べたら「ミザリー」なんて可愛いもんです?!
『英雄先生/東直己』
クラスの教え子と‘H’をすることしか考えていないダメ教師が、ある生徒の謎の失踪を追って奮闘する様を軽妙に描いたユーモア・エンターテインメント。
これかなり笑えました。
東直己の小説は、どちらかというとハードでクラめのイメージが強いけど、この作品は軽~い感じで読めました。