ガトーバスク、秋ヴァージョン☆
バスク地方は、フランス南西部からスペイン北東部にかけて広がり
独自の文化や言語があります。
チョコレートがもたらされた最初の地でもあり、
ショコラティエがたくさんあり、また、夏のヴァカンスシーズンともなると
あちらこちらから太陽と海を求めて人々が押し寄せてきます。
このバスク地方(主にフランスサイド)で作られているのが
とっても素朴でシンプルながらおいしいお菓子、ガトーバスク。
さくらんぼのコンフィチュール入りがオリジナルですが
フランジパーヌ(クレームパティシエールとクレームダモンドを合わせたもの)入りと
チョコレート味の3種類を必ずと言っていいほどどこのお店でも見かけました。
私はさくらんぼ入りが一番好きです^^
大好きなガトーバスクを実際にバスク地方へ行って食べてみたい!
と思っていた去年の夏。
たまたまパリで借りたお部屋のオーナーマダムのご実家がBiarritzにあり
一緒に行きましょうよ、と誘ってくださって
なんともまぁ図々しくおばあちゃまのお宅に4~5日お世話になってしまったのデス^^;
初めて会う、しかも外国人の私を
快く迎えてくれたおばあちゃまと、明るいマダム。
そのおおらかさはなんといってもフランス的、いやバスク的、なのかもしれません。
先日のモンブランレッスンの時に出た余りの栗のペーストと
去年買ってきたイッツァスーのコンフィチュールデスリーズを詰めて焼いてみました。
ちょっと甘めの仕上がりだったけれど、おいしい秋のガトーバスクの出来上がり。
こんな風にアレンジしてみても、やっぱり伝統的な地方菓子は
オリジナルが一番なのだなぁ、と思うのです。