W杯組み合わせ | 水底の本棚

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しがない書店員である僕が、
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2014年ブラジルW杯のポッド分けが発表されましたね。


日本はアジア、北中米代表の第3ポット。


日本は「死のグループに入る可能性が高くなった」と報道する新聞もありました。


確かに、


ブラジル、イタリア、日本、オランダ


なんていう組み合わせも有り得るわけだ。

(日本の勝利を願わなくていいなら、なんと心躍るカードか!)


でもさ。

だとしても、そう悲観したものでもない。

僕は日本の今の力は30~75くらいだと思っている。


世界のどのチームでも、常にベストパフォーマンスで戦えるわけではない。

コンディションが悪いときもあれば、戦術が見事にハマるときもあるだろう。

累積警告や怪我でベストメンバーが組めない試合もあるし、逆に控えの選手が絶好調でヒーローとなることだってある。


今ひとつ調子が上がらず60くらいの力しか出せていないブラジルと、日本がベストパフォーマンスで75の力を出して対戦すれば、十分勝機はあるということだ。


リーグ戦のように同一のチームと複数回の対戦があり試合数も多い場合は、強いチームが上位にいき、弱いチームは下位に沈むようになる。

一回や二回は番狂わせがあったとしても、順位は必ず実力にほぼ等しくなる。


だが、W杯はリーグ戦ではなく、一発勝負だ。


一発勝負なら、何があってもおかしくはない。

日本にはそのくらいの「まぐれ」を起こす力は今、ある。


だが、逆に言えば、楽な組み合わせもないということだ。


たとえば、


コロンビア、エクアドル、日本、ボスニアヘルツェゴビナ


というような組み合わせだったとしたら、


「見えた決勝T、いけるぞザックジャパン」


みたいな見出しが翌日のスポーツ新聞に踊るだろうが、ハナシはそれほど簡単ではない。

これで3連敗ってことだって十分すぎるくらいにありえる。


つーか、3連勝よりはよっぽどそっちの可能性のほうが高い。


要するに、


大陸予選を突破して集まった32か国。

どこと当たったところで、楽な相手なんていやしないわけで。


逆に、どこと当たっても絶望する必要もない。

なぜなら、日本だって大陸予選を突破して集った32か国のうちのひとつなんだから。


胸張っていきまっしょい。ということですね。