話題としては旬を外していますが。
今年一番売れた小説と言えば、やっぱり東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」ですよね。
(出版されたのは昨年ですけどね)
「謎解きはディナーのあとで2」も出版され売上は好調を維持。
正直、一過性のブームに過ぎないと思っていただけに……続編がよく売れているのは意外です。
やっぱりドラマがやっているのが大きいのかもしれません。
櫻井翔さんと北川景子さんが主演のこのドラマ。
今クールのCXのドラマの中では平均視聴率でトップ。
月9の「私が恋愛できない理由」よりも上をいっているようです。
ウチのお店も小学館さんから販促(販売促進)用で頂いたDVDを流しているので、毎日ドラマのワンシーンが繰り返されています。
これって、お客様はいいけど、スタッフは飽きるんですよねー。
一日で何百回も同じもの聴かされているわけですから。
仕舞いには、ソラでセリフ言えるようになってしまったりして。
さて。
そのドラマですが。
ウチのスタッフたちはキャスティングについては、
「これ櫻井クンはないわー。イメージ全然違うじゃんー」
とブーイングの嵐です。
嵐だけに。
(ああっ。聞かなかったことに!)
僕は小説を映像化することそのものに否定的なので、イメージがどうとかは思いません。
「どうでもいい」というのが本音ですね。
よって、櫻井クンがクールで毒舌の執事役でもまったく問題なし。
中村佑介さんが描く表紙絵と全然違っていてもオッケー。
櫻井クンだって、演技力が低いからミスキャストだと言われるなら仕方ないだろうけれど、ウチのアルバイトさんが言っていたみたいに、
「櫻井クンは毒舌キャラ似合わない。だっていい人っぽいもん」
という理由で却下されるのは不本意でしょうなあ。
そんなわけで、あまりドラマについての感想はないのですけれど、ただひとつだけ。
主役は美形の女優さん。
三枚目で頭脳派ではないけれど一生懸命に職務をまっとうしようとする刑事。
刑事なのにワトソン的立ち位置で的外れな推理を語ってみたりする。
一方、探偵役は警察の人間ではない。
変人とも言っていい一風変わったキャラクター。
クールな毒舌で主人公の刑事をからかいながらも、快刀乱麻の推理を披露するキレ者。
これってどこかで見た構図だと思いません?
僕が連想したのは。
東野圭吾さん原作のドラマ「ガリレオ」です。
(…ブログタイトルで丸わかりですが)
上記の条件って、内海刑事と湯川にもぴったり当てはまりますもん。
「謎解き…」でやっていることって完璧に「ガリレオ」。
もちろん、原作同士は似ても似つかないものです。
一話完結型のミステリであること以外に共通点はないと言っていいでしょう。
なのに、ドラマになるとこれほど似ている。
面白いものですね。
お嬢様刑事を演じる柴崎コウ。
「お嬢様はアホでいらっしゃいますか」と福山雅治。
あ。これアリだ。
つーか。
見てみてえ(笑)