●1-1(0-0/0-0 ex0-1/1-0) PK3-5





皇后杯3回戦はなでしこリーグ1部7位のマイナビベガルタ仙台レディース。

リーグ目標の他に定めていた1部リーグのチームを撃破するというもう一つの目標を達成すべく、この一戦に臨みました。

結果的にチームはPK戦までもつれ込む混戦を制せず、3回戦敗退となったわけですが、それでもチームが魅せてくれたパフォーマンスは1部リーグのチームとも互角に渡り合えるものにまで磨き上げることが出来ていたと振り返っています。

ここで散ることにはなりましたが、1年間でここまで辿り着けたチームに感謝すると共に、心からチームの奮闘を称えたいと思っています。





マイナビベガルタ仙台レディースというタレント集団を如何にチーム戦術で封じ込め、如何にゴールをこじ開けるか、簡単ではないミッションを遂行するために、私達は私達がこれまで積み上げてきたものを真っ直ぐ相手にぶつけました。

相手に少しずつ上手く行かない状態を作り出し、小さなエラーの繰り返しを起こすことで流れを引き寄せる。

相手の土俵の上で闘うのではなく、我々の土俵に引きずり込む。

言葉で書き綴るのは簡単ですが、日本屈指の質を誇る相手に対し、それを実行することは簡単なことではありません。

しかし、チームはそれらを遂行しチームのために献身的に走り、勝利のためにギリギリの局面では身体を投げ出し終始戦士として振る舞ってくれました。

チームの魅せるサッカーは相手から自由を奪い、そして、時に素早く相手のゴールへ何度も突き進んでくれました。

その姿が私には眩しく映りましたし、チームと共に積み上げてきたものが1部リーグの相手に対しても通用することを証明できたことは成果として大事にしたいと思いました。

しかし、まだその壁を越える資格がなかったから敗れたのも事実。

更に鍛錬を重ね、自分達の武器を磨き上げ、いずれもっと大きな目標を果たせるチームに成長したいと考えています。





本日も寒い中、たくさんの皆様に栃木県までお越し頂き心強く感じておりました。

2020スフィーダ世田谷FCは本日までとなりましたが、今年積み上げたものを大事にし、2021シーズンも応援して下さる皆様の御期待に応えられるクラブに成長して行きたいと思います。

2020シーズンも応援誠にありがとうございました。

引き続きご声援を賜りますようお願い申し上げます。






川邊