優勝して、たくさんの賛辞を頂戴し少しずつ優勝の実感が湧いて来ています。
が、正直、未だ優勝した喜びを感じきれておらず、喜びよりも安堵を感じています。
少し落ち着いてきたのでブログを書き綴らせて頂きます。
7月19日(日)に開幕し11月15日(日)に閉幕。
約4ヶ月間、一度も呼吸をすることなく、無呼吸で走り切ってきました。
どこのチームも条件は同じですが、気を休められる瞬間がなかったので、心身共に疲弊していたのかもしれません。
「あっという間だった」と選手はシーズンを振り返っていましたが、私にとってはこれまでのどのシーズンよりも長く感じられました。
優勝を目指すというより、一戦一戦に準備し、どうやってその週を闘い抜くかだけを淡々と繰り返した18週。
相手は違えど、似た作業の繰り返しだった18週は途方もなく長く感じられるものでした。
それが終わったこと、一度一呼吸出来ること、結果を残せたこと、で今は無を満喫しています。
チームはリーグ戦を通じ、明らかに強くなっていきました。
開幕から自分達のスタイルは構築されていましたし、チームは1つの形を成していましたが、リーグ戦を通じ、自分達の武器を磨き続けることでその質は高まっていったと振り返っています。
元々チームのポテンシャルや積み上げてきたものに自信はありましたが、本当の意味で強さに確信が持てたのは第17節。
最も重要度の高い試合の1つで魅せたチームのパフォーマンスは素晴らしかったですし、優勝するに相応しいチームだと思えました。
絶対に負けられない最終節でも開始から圧力と技術で相手ゴールに何度も迫り、今季最高とも言える前半戦の闘いを魅せてくれました。
プレッシャーをチームで共有し、乗り越え、研ぎ澄ます。
過去に類を見ない混戦となった2020プレナスなでしこリーグ2部。
負けられない試合が続く中、勝ち点差「1」でゴールに辿り着き優勝を掴み取ったチームを誇らしく思っています。
攻撃的なサッカーを信条に何度もゴール前へ侵入し、手数をかけて相手を攻め倒す。
そして、最後までチームのために労を惜しまず走り、いくらでも身体を投げ出して闘う。
自分達のサッカーを表現しきってくれた選手達に心から敬意を表すると共に『ありがとう』と伝えたいです。
私はこのチームが魅せてくれたサッカーが大好きです。
川邊