2019シーズンをもって2名の選手が現役生活を終えることとなりました。
両選手ともチームの大きな戦力として活躍し、チームへ大きな貢献をしてくれた素晴らしい選手達でした。
本当にありがとうございました。
そして、2年間ご苦労様でした。
まず、田中江梨奈について。
日体大から移籍してきてくれた田中ですが、ご存知の方もいるかと思いますが、1年目は出場機会に恵まれず、苦しい一年を過ごしていました。
チーム、住居、学生から社会人へと多くの変化があった1年ですから適応に苦しんだ部分はあったのかもしれませんが、田中を支える多くの皆様のお力添えで、2年目には多くの試合で活躍しチームの勝利に貢献してくれたと思っています。
今シーズンは田中以外にも#2戸田、#15渡辺、#27三本など1年目にあまり出場機会を得ることが出来なかった選手が主力選手として活躍する珍しいケースが多かったのですが、田中もその一人として、得点は勿論のこと、献身的な守備意識で守備面においても大きく手助けしてくれたと思っています。
私は田中の前へ突き進む前進力や、労を惜しまずハードワークを貫ける姿勢などには大きな信頼を寄せていました。
よく走り、闘い、チーム内での役割を理解して、実行する戦術理解度は高いレベルにあったと思っています。
田中がチームにもたらしてくれたものは多く、彼女がいたからこそ2019シーズンのサッカーが出来たものと思っています。
続いて倉持杏子について。
彼女のテクニック、運動量、献身性は本当に素晴らしかったと振り返っていますし、常にチームに好影響を与え、倉持の活躍は勝利への手助けとなっていました。
2年間プレーした中でも1年目は倉持を多くの試合に帯同し、起用していましたが、倉持のゴールへ向かうパワーや姿勢に強さは素晴らしく、チームに勢いとチャンスを与えてくれました。
記録としては2年間で得点が多くなかったので、本人は納得していないかもしれませんが、得点以上に彼女のプレーがチームを勝利に近づけてくれていたのは間違いありません。
スーパーサブのような形で起用するケースが多かった選手ですが、いつもチームにプラスをもたらしてくれる選手だっただけにリーグ最終節後の怪我(左膝前十字靭帯断裂)は残念なものでした。
元々、引退を決意していた時期だったようですが、終わりに向かう途中で大きな荷物を背負わせてしまったことに申し訳ない気持ちがあります。
しかし、倉持のことですから持ち前の前向きさで次のステージでも大活躍してくれると信じています。
引退する両名には心から尊敬の念を抱いています。
チームの為に、自分の為に、そして何より支えて下さる全ての方々の為に闘い続けてくれました。
本当にありがとう。
次のステージでの活躍を心から祈念しております。
川邊