先日、セレッソ大阪堺レディースの映像をチェックしました。
この試合に私は帯同していなかったので、映像を楽しみしていました。
チームは攻守において連動・連続できており、プレーの方向性(チームとして目指すもの)も明確に定まっていました。
しっかりと積み上げてきたものを磨き上げている印象です。
明確なプレーの方向性を得たチームは、確かな判断基準のもと選手達は観て・判断し、正確にチームプレーを選択しています。
一言で言えば迷いがない。
よって、相手よりも速く動き出すことが出来ており、終始表現したいプレーを表現し続けてくれた好パフォーマンスでした!
映像を見ながら一人で唸るようなシーンがいくつもありました。
ただ、相手も力のあるチームですから非常に危険なプレーをしてきましたし、幾度か決定的なシーンを作り出されました。
相手は若いチームとは言えなでしこリーグ2部で3位に入った力のあるチームですから当然と言えば当然。
それでも勝ち方を理解し始めたこのチームは確かに勝負強さも身に着いてきています。
気持ちや技術が高いチームが必ずしも勝つとは限りません。
大事なのは勝ち方、勝つための重要な要素を理解しているチームこそ勝利に近づくものと私は考えています。
チームはリーグ最終節のFC吉備国際大戦に続き、その勝ち方を理解した闘いを徹底してくれました。
それが複数得点につながったと分析しています。
また選手個々の個性も引き出しあいながら、個々の良さも前面に出ていますし、チームプレーを選ぶ中で、チームが個を活かしている印象です。
今は歯車が完全に噛み合い、力強く動力伝達がなされている状態。
これから微調整を施していくことで益々、力を得ていくことでしょうね。
まだまだ強くなり得る可能性を秘めています、このチームは。。。
ここに至るまでの道は決して簡単なものではありませんでしたが、信じることを辞めずに着いてきてくれた選手達を誇りに思っています。
またどんなに敗けこんだ時も見捨てることなく支えて下さったサポーターの皆様にも改めて感謝申し上げます。
今まさに急ピッチで成長しているチーム。
一日も長くピッチで闘う姿を見たいと思っています。
自分達で乗り越えていけるチャンスがあるわけですから、そのチャンスを掴みたいと思っています。
川邊