日の丸を背負うってどういうことなのだろうか?


多くの人間は生涯日の丸を背負うことなく幕を閉じる。


私も勿論、そんな経験はない。


だから、その重圧は計り知れず、想像できたとしても想像を絶する何かがそこにあるような気もしている。


その舞台にゆしかと真理子の2選手が同時に立ちました。


好きで続けてきたサッカーがいつの日か趣味を越え、競技となり、更に壁を越えたところに日本代表と言う選ばれしものしか辿り着くことが出来ない名誉を手にしました。







中村ゆしか

ゆしかはさすがに国際経験も豊富なので初戦も今回の試合も安定したパフォーマンスを発揮していました。

経験に勝るものなし!

という感じで、ゆしからしいプレーをしていました。


スピード、技術、プレーの変更、選択など高いレベルで表現できていました。

あのパフォーマンスであれば監督からの信頼も厚いのではないかと思います。








田中真理子

真理子は前半のみの出場。


朝6時過ぎにLINEでメッセージが届きました。


起きていたのですぐに返事を書きました。


内容は伏せますが、本人なりに感じたことが凄くあったようで強い意志と決意を感じました。


日本を代表し国際試合を闘うということがどういうことなのか?


計り知れないことばかりなので軽率なことは言えませんが、試合が終わってまず考えたのはスフィーダのことだったようです。


結果だけを求められる舞台でチャンスを与えられ出場。


それを真理子がどう捉えたか、そして、それをどう次に繋げて行くのか、また1つ楽しみが増えました。






U-23日本代表。


ここに選ばれたのは数少ない18名の選手達のみ。


選ばれたことだけでも光栄ですが、その舞台で2人が同時にピッチに立てたことは素晴らしい。


と、私は送り出すまでが自分の仕事ですから多少気楽に考えていますが、本人たちは選ばれた以上、選ばれただけの責任を果たす義務があります。


結果的に2連敗ですから次に繋げてもらうしかありません。






そろそろゆしかと真理子に会えない日々が寂しくなってきましたが、二人には最後まで日本の為に闘い抜いてもらいましょう。


2人とも今のペースで焦らず、ゆっくりと。


次の試合も応援しています。





川邊