村松は、2年前に富岡高校(福島)から入団してきました。
東京の専門学校に通うということが決まっている中で、スフィーダ世田谷の門を叩いてきたわけです。
真面目な性格とお茶目な性格が混在する村松はイジラレキャラとして定着し、チームではかなり愛されていた選手と言って間違いないでしょう。
2年間で技術的にも飛躍的に成長しましたし、良い選手であることも間違いないのですが、出場機会には恵まれませんでした。
チームには絶対的な守護神であった川口が君臨していたためです。
しかし、それでも腐りませんでしたし、ずっと地道に努力を続けてくれていました。
いつもトレーニングが楽しかったみたいで、試合に出れていなくとも上手くなるためにモチベーションを維持していました。
そんな村松ですが、引退の時期は入団した時からわかっていました。
彼女は専門学校に通う専門学生で、面白いことに自動車の整備に将来を見出していました。
卒業まで2年。
男ばかりの自動車整備の専門学校の中、限られた数名の女子生徒として勉学に励んでいました。
当然、卒業後は就職先にも困ることなどなく、村松のサッカーにはタイムリミットがあったわけです。
仕事を先延ばしにすることも出来たのかもしれませんが、彼女の意思は最初からはっきりとしたもので”引退”を選びました。
なので、村松はまだ20歳ですが、4月からは社会人となります。
大学生よりも一足先に社会に飛び出す村松。
次、会う時は、きっと立派な社会人の顔になっているんでしょうね
引退選手達の発表があり、そして、チームが本格始動している今日この頃。
いつも近くにあった表情を見れなくなるのはやっぱり寂しいものです。。。
それでもみんな力強く進んでいるわけですからね。
私も振り返らずに頑張りたいと思います。
村松、短い間だったけど本当にありがとう。
出逢えて本当に良かった。
神様に感謝です。
川邊