感謝を込めて | ギターで世界はドンジャラホイ

感謝を込めて


私ら燕党にとって、まさに恩人であった。

夢のスワローズ黄金時代を作り上げてくださった功績もさることながら、一人ひとりの隠された素質を見出だし、控えで燻っていた選手や他球団から放り出された選手にチャンスを与え、見事に花開かせた例がこれまで何度あったろう。


スワローズが弱かった時代の主砲、大ヴェテランの杉浦享選手に絶大な信頼を置き、代打の切り札としては勿論、ここぞという試合では頼りない広沢に代えて四番に起用するなど、杉浦ファンの私の溜飲を下げてくれた
(その広沢をFAで横取りしたのは、皆さん良くご存じの『あの人物』である)。


私の大ちゃん(筆者註・荒木大輔投手)の4年ぶりのカムバック試合。
14年ぶり優勝を賭けた広島との天王山、ピンチの場面で登場した大ちゃんは、四番・江藤を抜群の制球で三振に切ってとった。

この時の指揮官もノムさんだった。

コントロール・ピッチャーとしての大ちゃんの実力、土壇場での胆力を知り抜いての抜擢だった。


その江藤もまたFAで横取りしたのは、先の『あの人物』である。

若手の育成や生え抜き選手への配慮に対する両者の意識の違い。

要はノムさんと茂雄(あ、書いちった)の人間性の差なのであろう。


ここ数年、月イチ更新ペースを貫いてきた私が、今月は二度めの更新になった。


野村監督への感謝を込めて、ひと言書いておきたかった。


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