先日ライラックの夢路を見に行きました!
大劇場初お披露目公演めでたくお祝いしたいところですが
結論から言うとなかなか厳しいものがありました。。。
正直ここまで冷静に宝塚を観劇したのは初めてです。。。
(いつも興奮して気づいたら終わっているのですが)
ちょっと辛口にはなりますが感想述べていきます
1.えっ?なんで死んだの?
ヨーゼフさんが死んでしまいますが
死人に口なしとはまさにそのことで、ハインドリヒは
「ヨーゼフもああ言って、俺の夢応援してくれていたし、俺の夢はみんなの夢っしょ」という
「お前のものは俺のもの」と言わんばかりの詭弁をふるい鉄道建設に兄弟を巻き込み邁進します。
それってあなたの夢ですよね?他人の死を利用してまで夢を叶えていいの??ってなります。
2.嫁に内職しろってか?
エリーゼはヴァイオリニストを目指していますが、当時女性のポストがなかったため、
披露することもできずに、その夢を諦めざるを得なくなります。
ハインドリヒにそのことを打ち明けますが、なんとハインドリヒは慰めもなく、
「だったら趣味の鉄を使ったアクセサリーあったよね?暇になったんだから丁度いい
あれ事業のために作ってよ」
とホ●●モンも彷彿とさせるワンマン社長ぶりで内職をしろと強要し、
なぜかエリーゼは夢を諦め打ちひしがれるといったそぶりもなく付き合う羽目になります。
3. 結局何が言いたいの??
一番気に入らなかった好きになれなかったのは、多分鉄道を敷くっていうことは、貧困をなくして、とにかくいいところ!
っていう無邪気な?というか無知な作品のテーマです。
鉄道を敷いたことでドイツは工業国になりますがそれが至った末にあの第二次世界大戦があったわけでしょう。
それがわかっていてなぜ観客がそのテーマに乗れると思うのかというところが最大の良くないところだと思います。
面白かったところ
最後に時すでに遅い気がしますが面白かったところをお伝えします。
ディートリンデ(ひまりさん)の行動原理と彼女を許すフランツの懐の深さは面白いです。
ハインドリヒに思いを寄せる彼女は振り向いてくれない彼にヤキモチをして刺客を雇い仕留めようと(?)します。
そんな様子を見たフランツはなぜかその場では不問にし、この件は水に流します。
その後、エリーゼが気を利かせ、ディートリンデとフランツをくっつかせる
(ハインドリヒは自分を殺そうとした人がいるとも知らず)大団円(?)を迎えるのですが、
ワンマン社長のハインドリヒや兄を殺そうとしたディートリンデすら許してしまう
フランツの懐の深さは記憶に残りました。
感想はこんな感じです、小林一三翁の生誕150周年ということで
鉄道をテーマにこの作品が上演されたのでしょうが、
鉄道を作る→国にとっていいこと→だから俺に投資しろ!という
論理はナショナリズムに対して多少なりとも問題意識のある人には
決して共感できるものではないでしょう。
衣装はさすがというところで楽しめましたし、ショーは
かなり見応えがありました。(ショーだけでもあと3回は見にいきたいと思います!ショーだけでも)
のでトータルで見たらおすすめします!