Punch that captures your heart !-2008122917080000.jpg
これは捨てれなく、捨ててはいけないものです。


懐かしく何か見たらジーンとなりました。


5年前を思い出しました。



スパーリング中に今までにない衝撃が体全体に走ったのです。


自分の打ったパンチの衝撃で手首の骨が二ヵ所ぶっ飛んだのです。


そして1つの骨が靭帯に刺さり骨と骨を繋いでたその靭帯がべろんべろんに伸びきって機能してなく



手首を動かすだけでボコボコ大きな骨が動いてしまい衝撃が走ってたのです。


手術は全身麻酔で行い、飛んだ骨を抜き、靭帯を移植して3時間半かかりました。


起きたらもう肘までギプスでした。


その夜中は麻酔が切れ凄く長い夜した。


退院して2週間、抜糸に行きました。


その時、初めて自分の傷口を見て


俺の手首がこんな感じに…っと思ってたらそのまま倒れてしまいました。


またそこから2週間。


ギプスが大きいのから取り外し可能のギプスに変わりました。


が、しかし、そこでも衝撃的な現実を受けとめざるおえなかったのです。


なんと自分の左腕が木の枝のように細くなっていたのです。


正直、今まで鍛えてたし左に自信があったからそう簡単には筋肉は落ちないという自負はありました。


それだけにキツかったです。


そこからまた数週間経ち、写真のギプスになったのです。


そこからリハビリ生活。


リハビリの病院まで電車で10分。


運動してはいけない自分は毎日リハビリの病院までトレーニングを兼ねて一時間かけて歩きました。


リハビリ開始当時は手首の稼働域が5度だけだったのです。


5度しか曲がらない自分の手首…


本当にキツかったです。


ですが、自分より重症のおじいちゃん・おばあちゃんが同じ部屋で一生懸命リハビリしている姿をみて


俺も頑張らなきゃって勇気をもらいました。


そのリハビリを続け、手術から2ヶ月、ジムに復活しました。


右だけで毎日練習してました。


でも、いっこうに良くならない自分の左手。


もう手術から半年。


全然打てない。


その時、ジムの仲間がどんどん上に上がりその試合を応援に行った帰りの電車、一人になったとき…


これも凄くキツかったです。


その後、復帰のめども立たずひたすら右腕一本の練習。


もう手首痛みがゼロになることはないのじゃないのか…と思いました。


もう我慢ができなく壊れたら壊れたでいいから浜田さんに


『もうキツイ練習お願いします!ミット持ってください!!』


って言いました。


浜田さんは少し沈黙して


『焦るな!俺は何回もその道を通ってる。骨折してそのまま消えてく選手はたくさん見てきた。だけど、おまえは違うと俺は思ってる』


泣きそうになりました。


いや、泣いてました。


会長とマネージャーの支え、そして浜田さんとその言葉、


何より応援して復帰を待ってくださる方々のおかげて復帰できました。


その骨折のブランク間で学んだ右のおかげて、得意だった左がさらに的中率が上がりました。


神様がくれた右を鍛える時間だったと今は思ってます。


そんなこともあり、手首も完治してその後急成長し、


今年やっとベルトを獲りました!


こんなキツイ経験をしてたくさんの方々に支えられ育ててもらってるから負けないですし負けられないのです!!


次の試合も必ず勝ちます!!


応援よろしくお願いいたします!!


なんか、いつものブログとは違った感じになっちゃいました(^_^;)