お盆の頃といえばやっぱり蓮の花。
仏教で言う極楽浄土の花。
泥の中にいても美しく色鮮やかな花を咲かせます。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
そのことわざのように、泥に染まらない綺麗な心でありたいものですね。
――場所は、鶴岡市大山地区にある上池。
ラムサール条約にも登録されている池のひとつです。
毎年綺麗な蓮の花を咲かせてくれるので、人々の憩いの場となっています。
この日は前日に大雨が降ったのですが、雨にも負けずに耐え忍んでいました。
7月下旬だったので、まだつぼみも多くありました。
戦国時代、高館山城があった高館山にグサグサ刺さりまくる電波塔(笑)。
その麓にこの池はあります。
花弁がとれるとハチの巣に似ていることがハスの名の由来だそうですが、
この日はまだその実は見られませんでした。
桃みたいにまんまる~。
仏像やヨガでよく聞く「蓮華座(蓮台)」は、この花からきています。
綺麗ですね~。
そは鏡の如し。
穢れなき心を映す水かがみ。
体重の軽い小鳥たちが、
水浴びや水分補給の為にこの葉っぱの上に降り立つこともあります。
とっても可愛いですよ~。
今回は頭上のツバメしゃんたちだけでしたが。
のそ~っと、何が現れたのかと思いました(笑)。
大山といったら犬祭りも有名。
ネムの花も終わりかけ。
隅に石碑の数々。
山神様やら伊勢講中やら猿田彦大神やら庚申様でした。
船があると情緒も相まって、いっそう絵になる光景となります。
船のそばから写すと、奥までびっしり。
観音様が手にしているこのようなつぼみの状態を
「未開敷蓮華(みかいふれんげ)」と呼ぶようですが、
開花したものは「開敷蓮華(かいふれんげ)」と呼ぶようです。
修行を経て悟りを得た状態ですね。