前回紹介した金の御朱印をゲットしに、さっそく羽黒山へと出向いてみましたよ。

 

 

5月より「5」の付く日限定で戴ける金の御朱印。

その頒布の初日は、まさに五重塔に相応しい5月5日でしたが、

この日は早朝5時から道路沿いの歩道にまで長い行列ができていたとのことです。

 

 

印刷タイプの御朱印↑も買いました。紙の色がやや赤みがかっています(各¥500)。

 

 

今回は、御朱印欲しさに趣いただけなので(笑)、五重塔の拝観はパスしました。

(まぁ、昨年拝観したので今年はいいかなと……小野道風筆と伝わる額には感動しました)

羽黒山の五重塔が位置する場所は、山内で一番低い谷にあります。

随身門からいきなり石段を下っていくのでわかりやすいですが、

空気もひんやりといきなり変わるので、

心身ともに引き締まる想いで神域の中を進んでゆけます。

低い谷にある五重塔というのも意味ありげに感じられますが、

いにしえより宇宙エネルギーが渦巻く「イヤシロチ」なのでしょう。

 

 

「宮護禮(みやごもれ) 我跡羽久呂之(おのがはぐろの) 陽満伽羅数壽(やまがらす) 

 頭母羽根毛(かしらもはねも) 城来成萬天(しろくなるまで)

・・・羽黒のお社が永遠であることを願って蜂子皇子が詠まれた歌。

 

恒例となった五重塔のライトアップは今年もあるようです。

 

 

車を停めていた「いでは文化記念館」の中にも立ち寄って、お茶と冊子2冊を購入し、

無料だというポスターもついでに戴いちゃいました。

 

 

 

――ところで、令和の出典元となった万葉集は、私も中学時代から好きで当時から本も買っていました(何度も読んだため結構痛んでますが^^;)。

 

 

新元号・令和は、万葉集「巻五 梅花の歌三十二首并せて序」の一節から典拠。

これまでは中国の古典から引用されてきたようですが、今回初めて日本の国書が由来となったとのことで、令和のニュースが世界中を駆け巡った際、中国メディアは「脱中国」と報道し、しかしすぐに「日本はまだ中国を脱していない」と訂正していました。そもそも梅の花は飛鳥時代に中国から伝来したものなので、影響は大いに受けていると読み取ったのでしょう。

 

~梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序~


天平二年正月十三日に、師(そち)の老(おきな)の宅に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。

時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す。

加之(しかのみにあらず)、曙の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥はうすものに封(こ)めらえて林に迷(まと)ふ。 

庭には新蝶舞ひ、空には故雁(こがん)帰る。

ここに天を蓋とし、地を座とし、膝を促(ちかづ)け觴(かづき)を飛ばす。

(こと)を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。

淡然と自ら放(ひしきまま)にし、快然と自ら足る。

若し翰苑(かんえん)にあらずは、何を以ちてか情を述べむ。

詩に落梅の篇を紀す。古と今とそれ何そ異(こと)ならむ。

宜しく園の梅を賦して聊(いささ)かに短詠を成すべし。

 

天平二年正月十三日、大宰師の大伴旅人の邸宅に集まり宴会を開く。

時に、初春の好き月にして、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、蘭は身を飾った香のように薫っている。

のみにあらず、明け方の嶺には雲が移り動き、松は薄絹のような雲を掛けてきぬがさを傾け、山のくぼみには霧がわだかまり、鳥は薄霧に封じ込められて林に迷っている。庭には蝶が舞い、空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。ここに天をきぬがさとし、地を座として、膝を近づけ酒を交わす。人々は言葉を一室の裏に忘れ、胸襟を煙霞の外に開きあっている。淡然と自らの心のままに振る舞い、快くそれぞれがら満ち足りている。これを文筆にするのでなければ、どのようにして心を表現しよう。中国にも多くの落梅の詩がある。いにしへと現在と何の違いがあろう。よろしく園の梅を詠んでいささの短詠を作ろうではないか。

 

 

梅花の序文を詠んだ人物は不明とされていますが、

山上憶良(旅人は憶良の上官)ではないかといわれているようです。

当時まだ珍しかった梅の花を愛でながら宴会を催した、

1300年のときを経て一躍スターとなった大伴旅人さん(と邸宅跡の神社)。

 

 

その旅人の邸宅があったとされる辺りは、現在、坂本八幡宮という神社になっています。

 

 

太宰府天満宮と並んで、

かつては閑散としていたこの神社にも大勢の人が訪れているようですね。

 

御朱印を求めてのここでの行列は、各マスコミでも話題にされていました。

そして実はこの大伴旅人、出羽三山開祖と伝わる蜂子皇子とも血の繋がりがあります。

旅人の曽祖父の兄弟の子供が、蜂子皇子の母にあたるようです(大伴といえば、蜂子皇子の母・小手子と祖父・糠手が大伴氏の出身だったなと思い調べたらドンピシャでした)。

 

 

この後、何となく海へ向かい、夕日を眺めていると――

 

 

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実にいい〆でございました。

 

 

 

 


 

いっぽう、界隈で賑やかになっているのがこちらのドローン(?)騒動。

 

 

5月2日夜8時台と10時台にドローンと思われる未確認飛行物体が、

飛行禁止区域の皇居上空や周辺に忽然と現れます。

目撃場所:桜田門~日本武道館~防衛省の上空。

 

 

さらには港区~目黒区~八王子市にまで。結構な広範囲です。

 

 

目撃した人の目には、すっかりお馴染みとなっているドローンにしか見えないようですが、

ひとむかし前であれば、即座にUFOでしょうけれども時代は変わりましたね。

新時代らしいといえば新時代らしい現象。

 

 

拡大。赤や白にピカピカ光ってフラフラ揺れていたとのこと。

 

まぁ、ドローンといえばドローンですが、

テレビの映像を見る限りではそう断定しづらい動きや光り方をしている瞬間もありました。

 

 

どうやら1機や2機ではなく、かなり複数の物体が飛んでいたようです。

中には巨大な母船級の物体を駅の上空で見た人もいたようですが。

 

 

とにかく、ドローンなのかUFOなのか何なのかは未だ謎。

 

 

ヘリコプターであれば音が相当響きますが、音はまったく無かったようです。

ドローンも音はします。警視庁のヘリがその後、

調査のため飛んだと報道されていましたが、そちらは目撃の後ですしね。

 

 

さらに4日後の5月6日夜8時頃に、皇居周辺でまた目撃されます。

 

永田町~四谷~六本木などでも。

 

ドローンを飛ばしている人が確実にいるのであれば、

逮捕に繋がる有力な情報があってもよさそうなのに、

夜だとさすがにわかりづらいのでしょうか。

そもそも令和初日でもない日に広範囲に飛ばす必要性と目的も不明(まさかオリンピックやテロが絡んでいる?)。

個人的には、日本の新時代の幕開けに、

宇宙からお越しの友たちもお祝いに駆けつけたと単純に思いたいところ(一言で言えば)。

 

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