~ 山形新聞 2018-09-01付 ~
毎年8月31日には、秋の峰入りの一環・八朔祭もおこなわれます。
2005年に見学したことがあるのですが、
山の修行で心身の穢れをそぎ落とした修験者さんたちの
研ぎ澄まされたオーラに圧倒されました。
夜9時台、この幽玄さと相まって、神社の前へと向かって静かに歩いてくる様は、
人であって人でないような、さながら異空から顕現した何かのような……。
きっと、生まれ変わったのですね。
出羽三山は、生と死の生まれ変わりを表してもいるので。
【過去(月山)-現在(羽黒山)-未来(湯殿山)】
写真を撮るのもはばかれる雰囲気の中、
護摩壇に焚かれた炎を遠慮気味に撮影したのを憶えています。
――すると、左側になにやら光の物体が
(燃えカスだなんて言わせない)
蜂子神社の石灯籠に刻まれた、「蜂」に似たマーク↑に見えました。
蜂子さんが見守ってくれていたのでしょうか。
八朔祭では、蜂子皇子を讃える歌も蜂子神社前で合唱されます。
山伏さんたちの「受けたもう~」も圧巻。
この護摩壇も、蜂子神社の御前にあります。
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< お ま け >
9月23日には、山形交響楽団による野外コンサートも山頂であるようです。
特に「マチュピチュ」が気になります。
同・鶴岡市内の博物館では、刀剣乱舞(ゲーム)とのコラボ企画が今年もあるようです。
(9月8日~10月21日まで)
前回も全国から、『刀女子』が多く訪れていました。
写真は、徳川四天王の筆頭・酒井忠次が所用していた刀剣と甲冑。
忠次の子孫は、初代庄内藩主(鶴岡市)。