山形市の富神山周辺には、古墳もいくつか点在しています。
1978(昭和53)年、農道の拡張工事中に箱式石棺を発見。
大ノ越(だいのこし)古墳と名付けられます。
復元された円墳。
5世紀末頃のもので、この辺りを支配していた豪族の墳墓の可能性とのこと。
頂にくぼみがあり、中には石や硬貨が置かれていました。
発見された石棺は二つで、最初の石棺からは大多数の鉄製品が、
後から出た石棺の蓋石の上からは、県内で初めての馬具が見つかります。
~ 山形新聞 2013-07-08付 ~
中でも、この「単鳳環頭太刀(たんほうかんとうのたち)」は大変興味深いもので、
百済や伽耶で造られ畿内に渡り、下賜されたものと考えられているようです。
全長94.8cm、環の中に透かし彫りの鳳凰と、龍のうろこを表現した外環、
環やくちばしには金箔の痕跡あり。
気になる石。
ここからも富神山がよく見えます。
古墳時代の人々も崇めたことでしょう。
時間を刻む時計。
わきの小道を進むと、次に向かう神社へ通じます。
プロビデンスの目のような石も見えます。
東側斜面中腹にあるという岩座・巨大岩とは、これでしょうか。
東から太陽が昇ってきて、かつては鏡のように磨かれていたここに朝日があたり、
光通信の役目を果たしていたのかもしれません。
今は眠る(?)古代のテクノロジー。巨石とピラミッドの関係も未だ謎のまま。