さらに1~2分ほど西へ向かって歩くと、草薙温泉の看板が見えてきます。

 

 

そこから国道と線路の向こうの山側を見ると、神社らしき建物の屋根が見えます。

 

 

 

 

草薙神社。 <祭神>倭建尊

 

 

初代山形県令の「鬼県令」と呼ばれた三島通庸(みちつね)も合祀され、氏神となっています。

 

 

明治12年、「磐根街道(現国道47号)」の工事中に温泉が湧出。

磐根街道の開削を命じた三島通庸が、近くにある古社・仙人堂の祭神である日本武尊にちなみ、日本武尊の詠んだ「草も木もなぎ払いつつ陸奥のみち踏分しかもそ此神」から命名。

 

 

境内には、明治天皇東北御巡幸道路となった新道の工事の様子を伝える碑。

明治時代に生まれた三島氏(薩摩藩士の長男)は、
山形県内の数々の隧道や国道を整備した豪腕です。

 

 

気になった石。

 

 

 

 

社殿の奥には、小さな滝が。

 

 

癒しの空間。

 

 

 

 

戻ります。

 

 

そして、再び正面から社殿の上方を見上げたとき、先ほどは気づかなかったある物体に目が留まり釘付けとなりました。

 

 

うぎゃあっ! 蜂の巣! ポーン 刺されないうちにさっさとずらかりました(留守だったかもしれませんが)。酒屋さんや蔵元さんの軒下に吊るされる杉玉(神様のご神威が宿る)に見えなくもないですが。

 

 

かつてこの界隈には、今よりももっと多くの温泉旅館があったことでしょう。

時代(とき)の流れと共に、人々も建物も変わりゆくもの。

 

 

しかし自然の景観は、ほとんど変わらず。

 

 

ここからの白糸の滝は、今までよりも高い位置から見えました。

 

 

では戻ります。