母なる川・最上川。
風光明媚なこの最上峡には、
数々の歴史ロマンも残されています。
最上川で思い浮かべる代表格といえば、松尾芭蕉。
そして、おしん。
義経一行もこの川を舟で上り、平泉へと向かいました。
昨今、縁結びスポットとして人気の、仙人堂こと外川(とがわ)神社には「義経丸」という舟でのお参り。船頭さんによる笑いの絶えない案内では、生の『最上川舟唄』を聴きながらの舟下りも醍醐味です。
その船頭さんの著作物もいくつか発行されています。
仙人堂(外川神社)は、義経とここで別れた従者の常陸坊海尊が一行の無事を祈って、およそ800年前に建立。実は平成に入るまでここは荒れ放題で、存在も歴史も全てが埋もれていました。それを船頭さんたちが泥まみれになりながら整備し、テレビなどでも話題を呼び、著名人や多くの人々を全国や外国からも呼び寄せるようになったのです。
仙人堂のそばに湧くわき水。
この水を沸かしたコーヒーも飲めます。これがまた素晴らしく美味しい!
芭蕉も飲んだとか……?(オランダ人によって日本人が初めてコーヒーを口にしたのもその頃) 対岸の山に見える神代杉(最上峡に群生する天然杉で、樹齢が1千年を超す)も圧巻。