山形県の南から北西へ縦断するように悠然と流れゆく、一級河川の最上川。
その最上川沿いの国道47号線にある戸沢村の道の駅はなんと、韓国風です。
目立つのなんのって(笑)。とにかくインパクト大なので、気になって立ち寄る車も多いそう。
戸沢村にある道の駅とざわモモカミの里「高麗館」は、1997年にオープン。
モモカミとは韓国語ではなく、アイヌ語の「崖(モモ)」と「盆地(カミ)」を組み合わせた造語。
ここ「最上地方」の響きも持たせているとか。
そして何故ココに韓国が?と言いますと、この戸沢村には韓国からのお嫁さんが大勢住んでいるらしく、日韓友好の交流拠点施設という意味合いもあるようです。店員さんも韓国の方が多いように見受けられました。売店で買ったチヂミうまかった~
韓国の時代劇で見るようなセットの雰囲気を醸し出していますね。
自分も韓国の時代劇をよく観るので、テンションが上がります(笑)。
まずは、二頭の龍を下から。
次に上から。
こちらは「物産館」。韓国の食べ物やお土産、韓流スターのグッズなどが沢山並んでいました。全体の7割が韓国の商品でレストランもあり、韓国料理が楽しめます。
物産館を通り抜けて外に出ると、突然日本らしい鳥居と祠が見えました。
気になったので行ってみると、どうやら昔ここで地滑りがあったようですね。
八戸の家屋が倒壊したとあり、ここはどうやらその跡地のようです。
決して道の駅の建設のために山を削ったとかではなかったんですね。
「すべりどめ観音菩薩」として、この場所を守っているようです。受験生が来る場所としてもピッタリ?
さらに上へ参りま~す(エレベーターガール風に)。
「中庭」へ出ます。……おお! これは奈良でもよく見かける石像!
韓国・済州島の守り神「トルハルバン(石製の爺さんという意)」ですね。
昔から文化交流を始め、渡来人が日本に移住するケースも多かったみたいです。
北朝鮮と韓国のトップが手を取り合う歴史的瞬間を迎えた今、日本とも平和の道を辿ってもらいたいものです。殊に、拉致問題ですかね。
門のような「倉庫・楽屋」を抜けても、まだ上へ行けます。
「天下大将軍」と「地下女将軍」と書かれたこの二柱は、「将軍標」というらしいです。
つまり韓国版トーテムポールでしょうか。
自分も昔、学校の卒業制作物として作ったことがあります。
「ノリマダン(遊びの広場)」という広場に到着すると、東屋がありました。
駐車場もあり、ここへは車でも登って来られるようです。
見晴らし最高。
眺河の丘。ちなみにこの写真は、2014年秋の撮影。
――では、戻ります。
他の周辺の建物とも回廊で繋がっているので、自由に行き来できるようです。
駐車場へ戻ってきました。こちらにも韓国版トーテムポールがいくつか。
由来が書かれてありました。
韓国では、集落の入り口に木像「チャンシン(?)」を立て、外から(?)悪魔や病が入らないようにと祈った。日本の東北地方(?)にある「庚申塚」とよく似ています。
……とのこと。つまり「魔よけ」ですね。
~ 山形新聞 2016-04-13付 ~
「戸沢流冷麺」おいしそう!
あ、やっぱり合格祈願にご利益があるスポットとしても、
ひそかに人気と書いてありますね。