前記事の宮内駅から北へ約800メートル先に、「日本三大熊野」のひとつ、熊野大社があります。
「東北のお伊勢さま」とも呼ばれているようです。
向かって右手には、源義家が後三年合戦の必勝祈願で植えたとされるイチョウの木。
ここでも南陽の菊まつりが開催されていて、『竹取物語』の菊人形が展示されていました。
月へと通じる菊の道(月光?)が素敵。かぐや姫の衣装も菊製。
ムーン・ロードは薄めの色合いの菊でできていました。綺麗~。
古来中国では、菊は不老長寿の薬効ありとされていたようです。
月といえばウサギ。この神社はウサギとも縁のあるところです。
「ようこそガルル」
この色合いと質感、高畠石っぽい……。
古いですね~。いいですね~。
おっと、これは痛々しい……。
待っててピョンちゃん! ピョンチャンオリンピックも盛り上がってますね~!
やはり大社と付くほどのスケール感があります。広い&重厚感。
近年はパワースポットとして若年層にも人気だとか。縁結びの神様効果でしょうか。
<祭神> 伊弉冉命、素盞嗚尊、伊弉諾尊
大社本殿は、イザナミノミコトを祀っています。
フラワーアート展も同時開催。
太々神楽は、世界中で最も古いとされる神事芸能。縁結びの祭事「月結び」が人気。
摂末社も充実。
三羽のウサギは、鳥居を抜けた奥のほうにあります(正確には二宮神社の裏側)。
人だかりができていますね~。
ここに、三羽のウサギが隠し彫りされており、三羽見つけると願いが叶うといわれています。
さっそく二羽発見。周りの人の会話ですぐ発見できました(笑)。
全て人から教えてもらうと、ご利益がなくなるとのことなので注意(危なかった~)。
ウサギというよりヒツジに見えました。約230年前に彫られたものらしいです。
とはいえ、最後の一羽が探せず、結局願いは叶わないというオチに……しくしく。
鳳凰頭の彫刻(右上の写真のかな?)の意味合いもまた深し。
大社のすぐ北側にある二宮神社。別名・若王子(じゃくおうじ=熊野の新宮の意)。
古くからそう呼ばれてきたようで、新宮とは熊野三山のひとつ熊野速玉大社を指し、熊野速玉大神(イザナギノミコト)を祭神としています。
男神が女神にプロポーズする神話の一場面が、隣り合うこの神殿に込められているのですね。
~ 山形新聞 2016-05-04付 ~
――それでは、戻ります。
お、母船雲っぽい。私にも月からのお迎えが……。
でもまだ帰れませぬぞ~。次は、直虎ちゃんの菊人形を観に、いざ!