民話『鶴の恩返し』の古文書の記述が、日本で一番古いと伝わる山形県南陽市の珍蔵寺。
「鶴布山」という山号の他にも、「鶴巻田」、「羽付」、「織機川」などの古くからの地名や、鶴の羽で織った織物が寺の宝物と伝えられ(後の火災で焼失)、梵鐘にも鶴の恩返し伝説が描かれているようです。
前回紹介した浜田広介記念館(高畠町)から、北北西に約7㌔ほどしか離れていません。
1460年(室町時代)に開山された珍蔵寺は、鶴を助けた金蔵が仏門に帰依したのが開基。
珍蔵寺という名の由来も、民話の主人公・金蔵が由来だとか。
昔は、金蔵寺とそのまま呼ばれていたようです(なまった?)。
こうした所には、秋に来るのが最高ですね。
新緑の季節も最高ですが。
四季折々すべてが最高ですけども。
石段を上ると、立派な「五輪塔(空・風・火・水・地/キャ・カ・ラ・バ・ア)」が。
五輪といえば、まさに冬季オリンピックが開催中ですね。
山門。
伊達政宗の時代には名刹として知られていたようです。
奈良の薬師寺からもらいうけたという「仏足石」と「仏足石歌碑」。
禅寺の雰囲気が色濃く、心が洗われるような空間の境内。
(*´ω`人´ω`*)
では、駐車場へ戻ります。
……この辺の「石」や、使われている素材(砂)が気になるんですよね。
「高畠石」かな?と。
つまり凝灰岩なのですが、高畠町やその近辺を歩いていると建物や道端でよく見かける、
火山灰・火山砂が凝結した岩石。
鶴の恩返しシリーズは、もう少し続きます――。