鶴岡市街から月山・湯殿山方面へ向かう国道112号線を走り続けると、
やがて見えてくる道の駅「月山」。
月山ワインの山ぶどうの研究所やトンネル貯蔵庫、物産館やアマゾン自然館などが密集しています。
出羽三山エリアマップ。
道路を横断せず、地下道を使うよう看板に勧められたので、いざ。
地下道の壁には、地元の名所など。
釣りキチ三平が釣った巨大魚のモデル・タキタロウが棲むとされる神秘の池。
旧・六十里街道の途中にあった十王堂跡にも、この後寄ります。
七ッ滝にも。
地下道を抜けるとそこは――
ふれあい橋だった(ちょっと嘘。ちょっと歩いた先にある名物のつり橋)。
梵字川に架かっています。
伝説によれば――、
空海が諸国漫遊の旅を行っている途上、梵字川を光り輝く葉が流れてきて、
それを拾い上げるとその葉には、大日如来を表す5文字の真言が書かれていたため、
この川の上流に聖地があると確信して川をさかのぼり、ついには湯殿山にたどり着いたとか(湯殿山はこの先にあります)。
通称:亀の滝。亀の甲羅に似ていることが由来。
亀は亀でも、こちらは山に来ると必ず出くわすカメムシ……。
色んなところに入り込む厄介者で、この後泣かされました(><)。
湯殿山派諸寺では、湯殿山および空海によって開かれた大網の地を「高野山と対なる聖地」としているようです(大網地区にもこの後行きます)。
雄大な景色の梵字川渓谷。
実は1994年、日本初のブリッジ・バンジージャンプがここに設置され、
人気のレジャー施設として2005年の盆まで多くの人々で賑わっていました。
しかし、いつかは起こるだろうなと危惧していた事故が発生し、惜しまれながらも撤退。
旧国道のトンネルを活用したワイン貯蔵庫・トンネルピット。昔、レストランもあった気が。
ひっそりと閉鎖中。中にはミニシアターなどもあったようですが。
以前はこの中を車が通っていたことが不思議(自分は知りませんが)。
では、戻ります。ふと風に乗って香ってきた大自然の匂いが懐かしい。
先ほどとは逆側の渓谷。
よく見ると……水門? ここだけ外国のお城みたい。
この日はワイン祭りが開催されていました。
物産館の中では月山ワインの試飲ができます。この多層民家にもこの後行きます。
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再び地下道を通って、駐車場側へ戻ってきました。
もう一つの施設へ行くためです。……あら、きゃわゆい萌え~。
観光案内所も兼ねた、文化創造館。
恐竜展も同時に催されていました。
あ、さっそく入り口に恐竜……ではなく、ウーパールーパーですね。
この(アホロートル)がいつ読んでも笑えます。
施設の中へ入り、恐竜展スペースとは反対の、六十里越スペースの方へ。
六十里越の名の由来は、実際の距離は六里(約24km)でありながら、険しさゆえに一里が十里にも感じられるほど余りに急峻かつ長大な山道であることなど、諸説あるようです。
後で寄る「十王峠」。
こちらにも寄る「イタヤ清水」。
ここにも寄りました「皇壇ノ杉」。
はい、行きます「田麦俣 多層民家群」。
行きたかったけど山中にあるので断念した「龍神ブナ」。
「馬立」。
「千手ブナ」。
「護摩壇石」。
「小掘坂」。
「大掘抜」。
「メッセージブナ」。
「湯殿山碑」。
かつての六十里越街道の図。
「花ノ木坂」。 右もいい写真だなぁ~。雰囲気抜群!
「湯殿山神社本宮」。
そして、車に張り付いたカメムシ(笑)。あらゆる停車中の車にびっしり……(写真は他の方の車ですが)。わずかでも窓を開けて降りたのが後の祭り。自分の車内にも数十匹入り込んでいて、外に追い払ってもまだ残りがいたらしく、その後も車内に棲み続けていたようです。冬場につけたカーヒーターの熱に、こんがり焼かれたカメムシの匂いで気付きました
。
実はこの六十里越街道の「ゆどのみち押印帖」が欲しくて寄った文化創造館でした。
別に歩くわけではないのですが(でもいつかは歩きたい)、パンフレット類もゲッツ。