庄内町(旧・立川町)の三ヶ沢地区の霊輝院境内に、大きなイチョウ(銀杏)の木があります。

 

 

多くの神社やお寺には、イチョウの木がよく植えられているようですが、

イチョウの木は水分が多いために、防火樹として火災の延焼を防ぐのだそうです。

 

 

イチョウはまた、平安後期に中国から仏教と共に伝えられたとされ、

その名は、葉がアヒルの足(イアチャオ)に似ていることに由来しているようです。

 

 

参道をまっすぐ突き進むと――、

 

 

六面六体地蔵が見えました。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の六つの世界(六道)のそれぞれにいて、人々を救済する地蔵菩薩。

 

 

清々しい2014年(実は3年前)の秋の空。

 

 

 

 

……でっか。

 

 

 

 

 

 

到着~。乳イチョウと、手前に石地蔵が2体見えます。

 

 

 

 

 

 

推定樹齢は350年以上。

 

 

年間1㎝程度伸びる乳柱が地面に着きそう(既に根元には達していたそうですが)。

 

 

十数年前、乳柱がお堂の屋根にくっついてしまったので、お堂を移したそうです。

 

 

 

 

赤ん坊に飲ませる乳の出を願う母親たちから篤く信仰されてきた巨木。

 

 

乳が出ない女性の中には、乳柱の先端を削り取り煎じて飲んでいたとも。

 

 

中には大量の白い液(でんぷん)が入っていて、疲労回復や血圧も下げてくれるとか。

 

 

これは一度飲んでみたいですね~。

乳の出の心配……の方ではなく(笑)、血圧が昔から高めなので。

 

 

 

山形新聞 2014-10-27付