~ 山形新聞 2017-01-01付 ~

2017年・酉年の幕開けに相応しい記事が地元紙に掲載されていましたので、鳥愛好家な自分が行かない手はないと、早速行ってまいりました。


  
鶴岡市山田地区に鎮座まします白髭(しらひげ)神社。一文字間違えれば白髪神社(笑)。
 
 
白髭大神とありますが、猿田彦や武内宿禰と同神
確かにこの辺りには、武内宿禰の伝説もチラホラ見受けられます。

 
そして、世にも奇妙な形の狛犬がドーン!!
 
  
はっきり言って、ニワトリの石像よりもトキメキました。

  
こんな狛犬初めて……

  
獅子舞ふうにも見えますね。ちょっと猿も入っているのでしょうか。
 
  
向かって左側の狛犬ちゃんからピンポイントで。

 
ハイドンも入ってます?

  
素敵なカールでファッショナブルに。

  
この土台の模様までスタイリッシュ!

  
足も長くてアグレッシブ!

 
すぐ横にあった祠。鳥居の横には、庚申碑もあります。
 
  
今度は右側の狛犬ちゃんをピンポイントでご注目。あらら、ヒビが……。

  
すぐ横には、井戸跡か何かがあった形跡も。

 
そして、いよいよここに来る最大の目的となった雌雄のニワトリちゃん

  
おお! やっぱり可愛い! 狛犬ならぬ狛鶏でしょうか。
ちなみにここの近くの椙尾神社には、犬の石像が鎮座しております(過去記事<コチラ>)。

  
神使ではありますが、猿田彦の妻が鶏にも例えられるので、このつがいはその夫婦ともいえますね。申年の次が酉年というのも狙ったのでしょうか。
 
  
コケコッコー!! 今にも鳴き出しそうです。

  
そして、ハイドン……ではなく拝殿。
<祭神> 猿田彦神、襲津彦命(武内宿禰の第八子)、武内宿禰
    
  
立派な彫刻です。前にも言いましたが、獅子の髪のグルグル(飛んでいることを表現?)がやはり気になりますね。さっきの狛犬のカールヘアーも、このグルグルが元となっているのではないでしょうか。獅子舞の身体でいう緑色の布の渦巻き模様も、おそらく飛ぶことを意味しているのだと思われますが、そもそも何故緑色なのかといえば、中国では文殊菩薩が騎乗する獅子の色が緑色だったからだそうです。……つまり、緑色の

  
五重塔でしょうか。よく見ると、お金で組み立てられています。

  
当時のお金かな。あ、これもグルグルに見え……。

  
今も昔もやはり「金」。
 
  
では、戻ります。

  

  
鳥居の石も面白いのを使ってますね。一瞬、葉っぱの化石入りかと思いました。



  
傘下がこういう形の石燈篭も珍しきかな……。石燈篭にはよく鹿が刻まれていたりしますが、鹿もまた神使であり、昔は鹿を「しし」と呼んでいました。

  
こうして見ると、雪国の2月の風景とはまるで思えませんね。

  
……秋? いえいえ、真冬である(はずの)今年2月の風景です。 
ちなみに駐車場がなかったので、神社裏の砂利道に車を停めさせていただきました(表の道路は結構車が往来するので要注意)。