ウィンドーム立川のアリーナへ入った正面奥にある特産品コーナーでは、
庄内町観光協会の支店とあって、結構レアなお土産などが売られてあるのですが、
地元の伝説などが載った本の並んである棚に、
さりげなく置かれてあったこのリーフレット。
「……ん? 荒鍋の河童!?」
この辺りにも河童伝説があったことを知って、私は釘付けになりました。
ここに来なければずっと知らないでいたかもしれないので、きっとお導き!
ワクワク!
早速現地に向かってみることにしました。
かっぱがいたというのは、荒鍋という地区のようです。
現在は公園になっていて、かっぱ一家の像もあるとか。
これは面白そう!
田んぼの中にある風車。
到着~。
『荒鍋内川農村公園』が正式名称のようです。
遊歩道が延びていたので、この先だろうと歩いていきました。
後で気づいたのですが、この先に広い駐車場がありました。
でも、こうした道をのんびり歩いて行くのもまたいいものです。
(散歩中の人もチラホラ)
そんなことをしたら逆に捕まってしまいます(いろんな意味で)。
平吉さんと成子さん、そして太郎くん……だそうです。
もしかして夫妻の名前は「平成」からですか?
かっぱといえば岩手県遠野市が有名ですが、
奥さんの成子さんはその遠野の出身(という設定)。
おそらくかっぱではなく葉っぱだけ。
・ かっぱの正体は、カエルとカメの合いの子が進化した生物(1メートルくらい)。
・ かっぱの皿の役目は、陸に上がっているとき、皿の水分で体の水分を調整し、
皿が乾くと長く陸に上がっていられない。
・ オスの甲羅の下はとがっていて、メスは丸くへこんでいる。
・ かっぱの子はタマゴから生まれるといわれている。
・ かっぱの好きな食べ物は、キュウリ、スイカ、トマト、カボチャ、枝豆。
他には、水神(牛頭大王)の好物がキュウリだったことから、
水神(かっぱ)への供物はキュウリとされたともいわれています。
中には、「かっぱ=宇宙人(爬虫類タイプの)説」もあったりします。
甲羅=亀=UFOとも考えられますし、
きゅうりの青臭い匂いがどこか爬虫類を思わせるのでしょう。
この辺りにかっぱがいたのでしょうか。
昔、平吉さんが住んでいたとあります。
~荒鍋のかっぱ平吉~
昔、荒鍋の最上川のよどみに住んでいる河童の平吉は暴れん坊で、
村の人たちを困らせていた。
あるとき、だし風と日照りが続き川のよどみは水がなくなり、
死にそうになった平吉は、
「もう悪いことはしないから助けてー」と、通りがかりの人に願うので、
村の人たちは平吉を助けてやった。
その日から平吉は悪さをやめて、川に水浴びにきた子供たちに、
危ない所を教えてくれるので、村の人たちから喜ばれた。
しばらくのんびりとここを満喫しておりました。
……ならぬカモでした。それでは戻りま~す。
「かっぱはいた?」
スシは好きそうですけども(あ…)。
~ 山形新聞 2014-09-28付 ~
その数日後、地元の新聞でも取り上げられていました。
なんともタイムリーな、太郎くんの結婚式。
( ̄□ ̄;)!?
お相手は、母と同じく遠野出身の花子ちゃん(という設定)。
~ 山形新聞 2015-06-05付 ~
いつの間にか、孫かっぱのさくらちゃんまでいた!
(ノ´▽`)ノ