

以前紹介した、羽黒山・二夜の池の手前の月山ビジターセンター方向に曲がると、
月山八合目駐車場へ至る道路(県道月山公園線・月山高原ライン=現在無料)に出ます。
道幅が狭いので注意。

間もなく道沿いに、可憐な花をつけた木が見えてきます。


この時期咲き誇る、愛らしい色の『合歓(ねむ)の花』



写真は、去年の今頃に写したものですが。


夜になると葉が閉じることから、その名がついたようです。


この時期、あちこちで咲いています。
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少し進むと、不思議な名前の表示板が現れます。
『傘骨(からかさぼね)』というのは地名で、かつて松尾芭蕉がここを通りかかった際、
突風にあおられ、さしていた傘が壊れて骨だけになったという逸話からつけられた名のようです。


ちょうど時期も今頃(7月)とありました。


しばらくすると、『海道坂』の表示板。ここが一合目で、 先ほどの『傘骨』は半合目。


十字路も突っ切ると、以前はこれより先が有料だったゲートに差し掛かります。
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間もなく二合目の表示板。『大満(だいまん)神社前』のバス停も見えます。


その名の通り、ここにはかつて修験者たちも泊まった、茶屋を兼ねた大満小屋がありました。
大満虚空蔵菩薩が祀られていたことが、その名の由来のようです。


現在は、月山本宮より移築された『小月山(おづきやま)神社』のみがひっそりと、
道行く人々を見守ってくれています。ちなみに昔は茅葺屋根だったようです。
――今回は、ここから先(山頂)へは進まず引き返します。


先ほどの十字路へ戻り、向かって左折をすると、『月山高原牧場』へと通じます。


スイスみたい。今にも





牧場なので、牛がいます「モォ~……」。


羊もいます「メェ~……」。


象徴的な一本松の木。


あそこが『展望台』です。


この前、この草原の上をキツネが駆けていった(カラスにからかわれていた)のを目撃しました。




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近くには叶宮という神社もひっそりとあるのですが、今回は割愛。


ヒマワリ畑なんかもあったりします。


休日には家族連れなども訪れるので、それなりに賑わいます。





こういう顔の芸能人の方、いますよねw


そして、季節はいきなり秋ですw


去年、写したものなので。






月と月山(向かって右端の山)。


月山といえば、『銘刀・月山』があります。
今、日本刀が、特に若い女子の間でブームだそうですね。
次はその話題を取り上げようかと思います。
かつてはこの月山がその一派の拠点となっていましたが、
現在では奈良・桜井市がその拠点となっています。
桜井市といえば、この出羽三山を開いた蜂子皇子の故郷。
不思議な縁を感じてなりません。