鬼坂トンネルなる坂の長い峠を越えながら、
「何で鬼? 大きいから?」と呟きつつ(鬼神伝説などある模様)、以前行けなかった大杉へ。
石山とありますが、ここにも熊野神社があります。

マンホールの絵は、新潟北部~秋田南部にかけて、
農作業をする女性がかぶる【ハンコタンナ】(=半分の布の意)。
現在この格好をする人は、ほとんど見かけなくなりましたが、
見れば見るほど、中東の女性の格好にも見えてくるから不思議です。
(日本海美人とも何か関係があったりなかったり?)
あるいは忍者にも……。


ここは駐車場がないのが難点(道路の隅っこに停めさせていただきましたが)。


雰囲気はいいです。




すぐに到着~。杉の木もさることながら、社殿も古いですね~。


緑色のコピー紙(説明書)が置いてあったので頂戴いたしました。


樹齢2300~2400年以上(推定)とありますが、昔はもっと大きかったようです。
昭和7年、落雷で内部にまで火が回るも、外見は特に影響なし。
昭和32年、風速42.9メートルの台風で中程から折損、高さが半減した模様。



大杉の根本の穴には小さな祠もありました。




石も置いてありました。子宝を祈願しているのでしょうか。




半分になってしまったのは残念ですが、それでも枯れずに健在であるのは凄いことです。
火にもマケズ、風にもマケズ、老いにもマケズ……。


苔むした屋根瓦を見ていると、お菓子に見えてしまうのはお腹が空いているからでしょうか。


この後、711というコンパクトな食料調達所に寄りましたとさ。