留悼庵島をちょっと南下したところで左折し、県道61号線の山奥へと入っていきます。
次は、山五十川(やまいらがわ)地区を目指します。
ここから羽黒山方面に向かうには、是非こっちルートから行ってみたいという冒険心もあり……。
しばらく走っていると見えてきた物体w 「日本一の玉杉」とあります。
愛用の地図にも記載されてあるので一度は見ておきたいとは思っていましたが、
また今度にするかとこのまま通り杉(過ぎ)る予定でした。
……が、アピール度が半端ないので、これは呼んでいるなと、誘惑に負けて寄ってみることにしました。
寄り道大好き! もっと手前でも、「宮沢の大杉」なる看板が目についていましたが……。
それでは上りま~す。むむ、結構急な階段ですな。
距離はなくても結構こたえる勾配です。
玉杉というくらいだから、玉のようなツヤツヤなお肌をしているのかな? ……あ、見えた!
おお……!! 確かに玉のように光り輝いています 正直、感動しました。
これが樹齢1500年ほどの美しい杉・お玉さん 蜂子さんよりも100年前に誕生。
実は玉杉という名の由来は、玉のような丸い形をしているからだとか、
遠くから山中の玉杉を見ると「玉」という字に見えるからだとかいろいろあるようです。
小鳥の森へ! 鼻歌を口ずさみながらスキップを踏んでそのまま迷い込みたい気分
神社側へ近づくと、水音がしたので湧水だろうかと寄ってみました。
カエルの鳴き声と……おや、イモリだかヤモリだかタモリだかが……。
イモリ(井守)=両生類、腹が赤い。ヤモリ(家守)=爬虫類、腹が黄色い。
赤い色が警告を発しているように、イモリには毒があるようですよ。
この境内の下に伸びている杉の根が、拝殿を著しく傾斜させていると看板にはありましたが、
一見何でもなさそうに見えます。
何かありました。無論、開けずにはいられません。ちょっと失敬して……パカッ。
全国から訪れた方々の名前や感想などが記帳されていました。
癒しの空間。誰もいないので思わず迷走……ではなく、瞑想したくなります。
ひとまず切り株に腰を下ろして、階段下の自販機で買っておいた水分の補給。
エネルギーチャージ終了~! 大自然と、見えない何か(スピリット)に感謝して、階段を下ります。
はぁ~、来てよかった! また来たい! と素直に感じさせてくれる素晴らしい場所でした。
余談ですが、6月6日、この近くで三軒の住宅と山林が焼ける火災があったようです。
怪我人もなくご無事でよかったです。
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道路沿いにこうした昔から大切にされているものがあると、思わず足を止めてしまいます。
ただでさえ、古めかしいものが大好きなので。
傘福がありました。安産や子供の成長を願うものがあるということは、ここは観音堂でしょうか。
お地蔵さん。道行く人々の安全を見守ってくれているのでしょう。
ただでさえ、ところどころ狭くて危険な山道ですので。
対向車と何台かすれ違いましたが、運良く比較的広い道路ですれ違ったのが幸いでした。
桜の季節は終わりを告げ、新緑の季節へと繋がれてゆきます。※この時は5月中旬
山はいつ来ても素晴らしい。
人口減少で山も荒れ放題、衰退の一途を辿っているとよく聞きますが、
本来は自然は自然のものなのだから、元に戻るだけなんじゃないだろうかとも思えたり……。