餅といったら東日本ではほぼ角餅(切り餅)ですが、
私の住む所は東日本であるにもかかわらず、西日本と一緒の丸餅です。
しかも七草ではなく、こんな感じのお雑煮を毎年1月7日に食します(元日から餅ざんまいw)。
なので、七草粥を食べたこともなく、「七草粥=餅(雑煮)」だという常識が長年続いておりました(^^;)。
■ 日本列島雑煮文化圏図
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↑ 一目瞭然 ↑ おもしろいですね。
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あれれ?
三が日までにはいらっしゃらなかった大国主大神(の掛け軸)がおわしまする~。
実は、「何で天照大神の掛け軸を毎年2つ飾ってるの?(以前の写真参照)」
と、ここ数年の謎だった疑問を母上様にぶつけてみたところ、翌日こうなっていましたw
特に意味はないそうです(ゑ)。
出雲大社といったら大国主大神(=大己貴命=大物主神など)。
大国主大神といったら少彦名神。
少彦名神は、常世から『カガミ(蘿摩)』という蛇の舟に乗ってこの現世に顕現し、大国主大神に宿ります。
依り代(=憑依)みたいなものですね。
小さな神・少彦名神は、足ではどこにも行けない山の神様(=蛇)で、
古来より『カカシ(案山子)』として田畑を守ってくれています。 ← 実は山の神
一方、伊勢神宮といえば天照大神(=大日霊=大日女尊など)。
20年に一度の遷宮が去年の10月に執り行われましたが、
古来から東の「米座(こめざ・こめくら)」に神様がおられる時代は、平和で心豊かな「精神の時代」、
西の「金座(かねざ・かねくら)」に神様がおられる時代は、波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」
……と言い伝えられています。
つまり2033年までは「金座=経済の時代」へ遷座することになります。
それにしても1月11日が何故、鏡開きなんでしょうね。
蛇である祖霊神を、
帰すとか脱皮するとかの意味合いが込められているような気がしないでもありません。
そしてまた私の住む地方では、それでお雑煮を食します(食いすぎ・笑)。
まぁ、あんこやきなこなど、家によってはいろんな食べ方もするとは思いますが……ゲップ。
――あ、失礼w