2011年6月、【平泉の文化遺産】が世界遺産に登録されてから早2年半。
初めは毛越寺へ訪れました。駐車料金¥300、拝観料¥500。
毛越寺の「モウツウジ」とは、「モウオツジ」→「モウツジ」→「モウツウジ」に変化したもの。
【白鹿伝説】なるものもあるようです。
850年、慈覚大師が東北巡遊の折、
この地にさしかかると一面霧に覆われ進めなくなり、
ふと足元を見ると白鹿の毛が落ちていた。
その毛を辿ると白鹿がうずくまっており、大師が近づくと白鹿は姿を消し、
一人の白髪の老人が現れ、この地に堂宇を建立して霊場にせよと告げられた。
大師は薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し、
嘉祥寺としたのが毛越寺の起こりとされる。
この句はこの後訪れる高館で詠んだものです。
本堂。
それでは庭園・伽藍跡の中へ入ります。入り口に南大門跡。
広大な浄土庭園、大泉池。
毛越寺を象徴する池中立石も右側に見えます。
遊歩道を歩いて近づいていきます。
東日本大震災の影響で約8度傾いたそうですが、修復したそうです。
出島より。
塔山と金鶏山(巨大な純金の鶏が2羽埋まっているという伝説あり)でしょうか。
鏡の如し。
毛越寺の規模は、中尊寺を凌ぐ壮大なもので、塔堂40余り、僧房500余りだったとか。
時間が迫っていたのでまたいつかの機会に楽しみを残して引き返しました。