先ほどの場所からちょっと東に進んだ先にあるこの光星寺（こうしょうじ）は、
庄内町（旧・立川町）にあります。
白狐と光る星といえば、色は白色が思い浮かびますが、
狐といえば狐火……、まずそれを調べてみました。
狐火 
～ウィキぺディア抜粋
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火の気のないところに、提灯または松明のような怪火が一列になって現れ、
ついたり消えたり、一度消えた火が別の場所に現れたりするもので、
正体を突き止めに行っても必ず途中で消えてしまうという。
十個から数百個も行列をなして現れ、その数も次第に増えたかと思えば突然消え、
また数が増えたりもするともいい、提灯のような火が一度にたくさん並んで点滅するという。
火のなす行列の長さは、約4キロメートルあるいは約500～600メートルにも渡るという。
火の色は赤またはオレンジ色が多いとも、青みを帯びた火だともいう。
現れる場所は、
道のない山腹など、人の気配のない場所というが、
逆に人をどこまでも追いかけてきたという伝承もある。
山形県や秋田県では狐火を「狐松明（きつねたいまつ）」と呼ぶ。
その名の通り、狐の嫁入りのために灯されている松明と言われており、
良いことの起きる前兆とされている。
……読めば読むほど、毎年八朔に熊本・八代海に現れる【不知火】↓とも同じ類い。
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県道から、デデンと立派な建物が見えます。
鳥居も立ち並びます。
ここから上って行けるようですが、近くの小道からでも車で行けるようです。
貞観３年、中国の高僧の住宝僧正が巡錫のおり羽黒山にとどまっていると、
東北の方向に瑞雲がたなびいているのを見て、
｢霊地がある」とその方角を目指しました。
すると、白毛金尾の老狐が現れ、この地に導かれたので、
僧正は観音菩薩（持念仏）を本尊とし、
大弁財天と荼枳尼天（稲荷）との三尊を祀ってお堂を建立し、
老狐も長くその森の深谷の中に隠れ住んだと伝えられているそうです。
到着～（上の写真から数日後ですが）。中国みたいに迫力ありますね。
庄内三十三観音札所の六番として、
全国から多くの人が巡礼にやってくる神仏習合の寺院です。
お稲荷さんもデカイ！ 岐阜で見かけた狛狐↑と同じくらい？ ＜過去記事はコチラ
＞
向かって左手に案内板が見えました。『虎石』とあります。
ある晩、盗賊が寺の物品を盗んで山門を出ようとした時、
虎が現れ、盗賊が盗品を打ち捨て逃げ出したが、
翌朝、盗品がこの石の上に置かれてあったとか。
向かって右手にも案内板。『燈明石』とあります（八霊跡もあるんですか）。
この石に天の明かりが毎晩の如く降ったことが、この名前の由来のようです。
今年で開山１１６０年でしょうか。古かったんですね。
出羽三山は開山１４００年ほど。
橋を渡って奥へ進みます。
上にも行けるようです。
『禅林の丘』とは、庄内平野も一望できるいわゆる見晴し台です。
こんな感じ。県道からの鳥居も見下ろせます。
うわっ！∑(ﾟДﾟ) まだ鳥居があった！
青森・高山稲荷神社を彷彿とさせます((((((ﾉﾟ⊿ ﾟ)ﾉすごっ！ ＜過去記事はコチラ ＞
まだ上にも進めましたが、時間も時間なので、別のルートで引き返します。
実はここに来た最大の目的の『星池』をまだ見ていなかったのですが、
水の音が聞こえる方かなと直感して、その方へ向かって下りていくと、
それらしき池がありました。へぇ、ここに星が……
光星寺が建てられる前、毎夜のように光り輝く星が降って池に落ちた。
村人たちは不思議に思ってその場所を探してみると、お釈迦様の御尊像があった。
それでこの池を星池と呼ぶようになったといわれている。
水音の正体。
では戻ります。
月山も見えます。
今一度、禅林の丘から。日も沈んだため、ちょっと薄暗いですが……。
それでも西の空は、鳥居のようにだんだん赤々としてまいりました。
こちらには、なんて書いてあったのか木（気）になります（上と同じ文かな？）。
最初、これが星池……？
かと思いましたが、建物の中から出て来た女性にお訊ねすれば、
先ほどの水音のする方の池が星池で正解でした。
駐車場から西の空。すっかり日も暮れました。
すごい夕焼けと雲です。
情熱的に真っ赤に燃えた空。
綺麗～！
そして真っ赤に染まりゆく月山。
金峰山の方角。ブレてもまた美し。
山形新聞 2013-10-05付
翌日の地元紙にも載っていました。
いいもん見れた～、写せた～(*⌒∇⌒*)ありがたや～×２。