ウチの旦那さんはダーツをやる

元々は近所にあったバイカーズカフェ

そこに通うようになった時

マスターが元ダーツプロで

お店にソフトダーツの台があって

「やってみる?」とダーツを

貰った事から始まった。

4748歳頃だと思う。


面白くなって来た頃に

バイカーズカフェがお店を閉めた。

で、旦那さんは投げる所を求めて

ダーツバーに行き始めた。


凝り性でストイックな旦那さん

50歳でプロになると目標を決めた。


それから毎日ダーツに触った

ダーツバーに行くと

だいたい旦那さんが最年長

自分より年下の上手い人に

お願いして教わり

練習してランクを上げていき

ハーレー に乗るより

ダーツに行く方が多くなった


宣言通り50歳でプロ試験に合格

プロの試合に出てみたり

お店のリーグに出てみたり

可愛がってくれる店で

投げ専として使ってもらったり

旦那さんが夜に家にいる事が

珍しい日々が長く続いた


それでも毎日、疲れてる仕事の後に

自分の家事分としての

皿洗いを済ませてから

ダーツに出かける旦那さんは

本当に楽しそうだった。


途中でプロの規定が変わり

年間最低試合参加数が増えた時

ちょうど転職して

土日が休みじゃなくなり

プロの規定を満たせなくなった


プロじゃなくなっても

腐る事なくリーグなどで

上を目指し続けた旦那さん


投げられなくなった


イップス。