ある日の黒猫。 |   Velvet Blue Roses

  Velvet Blue Roses

      愛に溢れた日常

30代半ば位に俺は本州に居た、ある日にコンビニに行こうといつもどおりの道を

 

歩いて行った、歩道の横に小さい採石場が在ってそこに黒猫が休憩してた、目が

 

合った、休んでるんだと思ってた、数日後またその道を歩いて採石場の横を

 

通って見たら黒猫がパッタリと死んでた、俺は何処かに埋めてあげようかなとも

 

思ったが直ぐに野生で死んでる動物に情けを掛けたら憑かれるとの言い伝えを

 

思い出してごめんなと思ってその場を後にした、それからまた数日後にその道を

 

通って採石場を見たら黒猫の一の腕1本しか残ってなくて頭や胴体は野生の

 

動物に持ってかれてた、俺はやっぱり埋めてあげれば良かったかもと思ったが

 

憑かれたら嫌だしなとも思った、自然は過酷だなと思った、今でも黒猫と目が

 

合ったのを覚えてる、そしてたまに思い出す。