私的千秋楽の人続出だった昨日。最後なので全体を見ません。カイトにロックオンしました。お席は 2階下手側。

仕事が忙しくて、早退する寸前に来客の電話。「夕方、お伺いしたいんですが・・・」と偉い方から。(マジか!)「夕方、外出するので、いますぐいらして下さい!」(←言った!)てなことでバタバタと帝劇に駆けつけようとしたら、電車乗り間違えて、あやうく国立劇場に行くところでした。

開演前、HちゃんとKちゃんと待ち合わせてお茶の約束していたので、クールダウンできてよかった。徐々にSHOCKの世界に。ありがとう、助かりました。開演前のロビーの椅子でも爆睡して、目を開けてここがどこかわからなかった。(笑)

さて、開演です。スクリーンの1499回の文字が光ります。大好きな指揮者さんも見納め。幕があき、光一さんの「2月から始まったEndlessSHOCKも、最後の夜となりました」で、ジーンときてしまいました。
カイトちゃんは、右目の上のみちょっと分けてある、ちょいウエーブヘア。これが最後にはストンヘアになるほどなんですよね。

感想をまとめると、全体もカイトも、今までで、最高でした!!
全体は、明日の全体は緊張の記念回だから、ブービーじゃないけど、その前にやりたいことやっとこう!のお祭り回。それが、テンションとエネルギーの高まりに通じてすごくよかったんです。特に、フクダ。双眼鏡のカイトに偶然映りこんだフクちゃんがすごい顔しててびっくりしたんですが、気迫が半端なかった。そしたら、屋上シーンの最後、「後で、シェイクスピアのこと、ゆっくり話そうな」の後、戻ってきて「けどな、逆に、なんでシェイクスピア?なんで、シェイクスピアやろうと思ったの、そこんとこ聞かせて!」ってしつっこく絡んで、コウイチもオーナーも苦笑。そのあと、袖の下の方見て、「あー、もう皆あんなところまで行っちゃって!」まだ続けて「俺の見せ場、ここだけだから!」というもんだから、後のシーンでコウイチが歌を途中でやめて、「ほれ!お前の見せ場!」ってフクちゃんに振るというおまけがつきました。
さっきお茶した時に、ふお∽ゆ∽の襷がけのシーンを見たことあるか?の話になったんですけど、そういえば、過去1回みた記憶あるけど、どこかもわからないんですよね。ラダーの前だから、下手太鼓のカイト見てるかららしいんですよ。で、今回は見てみました。はい、あんなに真ん中で堂々と襷がけやってたんですねー。マツ、失敗して、片方取れてべろーんになってしまってましたが。太鼓のカイトは大好きだから、なかなか目が離せません。
屋上からの繋ぎのシーンでは、リカに振られたヤラに、文ちゃんが、無言で「ほれ!おんぶしてやるぞ!」と屈み混み、ヤラくん、おんぶされて退場しました。

では、カイトのことに入りましょう。
今回は「カイトが動いた!」でした。(クララが立ったじゃないけど・・)まつくちゃんは、繊細な表現はするんだけど、それが舞台表現になってないから、わかりにくいというところがあったのですが、今回は、ほんとにゆっくり微妙ではあったけど、カイトの感情が身体表現になって、動きがかなりあり、とてもよかったです。初日でましたね、って、楽前ですが。
オープニングの「大空が∽」で天を仰ぐ振りでお口を少し開けたのもなんだかかわいくて、千秋楽後のワチャワチャは、ヤラの後ろからタイを取ろうとして、おんぶみたいになったり、いつも通りかわいいんですけど、ヤラやコウイチとのカンパニー一体感が、カイトの幸せいっぱいな顔から読み取れて、この後のすれ違い以降の辛い表情との対比が印象的なんですよね。私の好きな新聞ダンスも最後なので、とくと味わいました。喧嘩のところでは、ゲンタを結構な勢いでドツイてて、びっくりでした。
「カイト、ヤラのところにいってやれ」のところは、まだまだ研究が必要ですね。あそこは見せ場なのだから・・。
Dance!は、歌も落ち着いて確実だったし、タップの足さばきがすごくよかった気がしました。テラとちっちゃいハートをし合うのもキュートでした。
ソリタリで、ヤラが出てきてから、ちょっとヤラを気にしてはけるのもGood!
楽屋でのイサカイが始まってからは、いつもより少し手前に位置して、コウイチとヤラのやり取りをしっかり見据えてて、とてもよかった。「やっぱり、オーナーの・・」を言うためには、しっかりとその前の布石が要りますよね。

ジャパのカイトは、クールではなくて、なんだろ、かわいかった。鉄砲持って出てくるところが少し遅れて、あれ?っと思ったけど、自分の撃った玉に驚き、それから、他の人がコウイチに当てたのにさらに衝撃受けてお口ポカンで、その後、階段を小走りにトントンあがったのが、なんかキュート。最後まですごく自然に感覚でやっていた感じでした。

2幕は、傘のところで、手渡そうとして、一、二歩前に動いたのが印象的でした。動くのが効果的かどうかは別として、気持ちが溢れてるのがよくわかりました。
Higherは、最高でしたね。コウイチがバックにでてから、文ちゃんと少し絡んでほぼ二人で下手に移動。呆然としつつも、圧倒的な衝撃を受けて、テラに促されてダンスに加わり、最初の前にでてくるところは、体が勝手に動いちゃってる感じ。そのあと、後ろや全体を躍りながら見回して、皆の喜びを感じとり、最後はとびっきりの笑顔。新聞記者のインタビューでは、コウイチや、ヤラに話しかけようとタイミングはかったり、なんだかんだやってました。
告白のシーンでは、大きくはないけど、すべてに反応して、コウイチやヤラをしっかりと見つめ、受け止めようとしていました。今まで、ほんとに動かなかったので、この場面でまつくがカイトの内面を動きで表せたのは大きいですね。ヤラが、階段に行ったとき、4人くらいが縦一列に被っちゃってて、もったいなかったです。コウイチが死んでることがわかったとき、文ちゃんなんか、下手袖に入るくらいに大きく衝撃を表現してて、さすがでございます。
後の夢幻∽大桜∽CONTINUEのカイトは、お口が少しポカンでしたが、その場でたくさん感じてとても素直にカイトを生きてたと思います。最後、壇上のコウイチ(昇天)を舞台奥に追いかける動きがクイックだったのもカイトらしい若さに溢れた動きでした。

長らくのお付き合いありがとうございます。

とうとう今日は1500回、おめでとうございます。この記念すべき公演に、松倉海斗くんというまだ20歳にもならない青年が出演し、大きな足跡を残せたことを誇りに思い、見守らせていただいていることを幸せに思います。
光一君の偉大さとカンパニーの皆さんの功績に敬意を表するとともに、その充実した人生にちょっぴり羨ましさを感じます。


では、応援してきた私たちも少しゆっくり休みましょうね!お疲れ様でし

ありがとうー!