2.20夜1449th
3.2夜1462ed
3.22夜1487th
3回分溜まりました。

2.20夜1449thは、連日公演の最中で、まつくも少し壊れてきてたのか、Japanesqueの時、おサルさんみたいに、ジャンプしてダンダンと床を踏み鳴らすのを何回もやってました。(笑)
印象といえば、それくらいかなあ。
そうそう、この日初めて、メモとやらを執ってみました。カイトの出演場面とか、装置や照明の記録を作りたくて。けど、考えたんだけど、映像化されたら、見ればすむ話なんですよねえ。

3.2夜1462ed
この回は2階A席センター後ろから2列目。さぞかし綺麗に見えるだろうと、喜び勇んで入ったんですけど、なんと!ラダーフライングの装置がドーーーンとあって、上部が見切れることが分かりました。それも、最後列のお客様には、係りの人から案内があって、通路の補助席への移動もできたんだけど、後ろから2列目にはなくて。それなのに、屋上で二人が見切れ。そして、なんと、階段落ちの前のコウイチが刺されるところが、見切れ。かろうじて29番は隙間から見えるのですが、30番は完全に見えないと、光一担の妹が怒りまくってました。

それから、カイトはJapanesqueで、クールver.。階段に座って高みの見物したり、基本的に膝が伸びた背筋ピンの姿勢。これは、結構ツボだったなあ。かっこいいーー!
毎回感動するのが、本能で動くゲンゲン。絶対計算してないんだけど、すごくリアルな反応で、「誰?今の?!」と思うと必ずゲンゲン。コウイチに正面から向き合っている姿に感動します。

それから、しばらく仕事に集中するために我慢を重ねた20日間。(←偉い!)
3/22のカイト200回記念を見せていただくことができました。(←お誘いホントにありがとう!)
3.22夜1487th
一言で言うと、Dance!のカイト、今まで見た中で、最高の出来でした。まず、声がすごく安定して深く歌えてたし、高音部をクリアしてからは、余裕の笑みと、自信に満ちた踊り。今の松倉海斗渾身のパフォーマンスだったと思います。見守り続けてきて、よかった。
Japanesqueは、前回と同じクールver.でしたが、姿勢の高低が一層ついて、怖いくらい。後半のコウイチに殺られそうになってからの怯え具合との変化が、くっきりしてて、コウイチの執念を際立たせてました。
傘のシーンの最後肩越しにヤラを見るところは、効果的でした。
Higherの変化、ここはもう自分でも自信あるんじゃないかな?気持ちの変化がよくわかります。
全体的にも、押さえた感じで、より海斗らしいカイトが完成されていたように思います。

それから、今回は、どうしてもハマナカを見たくて、特にHigherをどんな顔して踊ってるか?を見たくて、気を付けてたんですけど、ハマナカって、今までの登場人物に比べ異質ですよね。ジャニの舞台って、基本まっすぐな人しかでてこない。裏があるように見えても誰より純粋だったり。毎回どれもライバル役ってわかりやすーいですもんね。けど、ハマナカは、よりリアルで、言ってることとやってることが違う。そういう人現実にはいますよね。今回の仕掛けが深い意図がどのくらいあるかはわからないけど。
そこで見てて面白かったしよかったのは、コウイチ-フクダの関係性との違い。フクダがコウイチに対する気持ちは、「尊敬」。今回ヤラに人間性が加わった故に、逆に見えてくるのはコウイチの孤独。それを支えるフクダがすごくよかったと思います。対して、ハマナカとヤラの関係性は、「尊重」対等なんですよ。お互いを認め合ってる。
そこで、ハマナカのHigherですが、ダンスに加わってから無表情にガシガシ踊るHigher。これはなるほど!ですよ。あそこは、あくまでステージであり、「Show must go on.」でまるで機械的に体を動かしているような、ハマナカの心中の蠢きを感じました。

あ、そう言えば、オーナーがマツフクと出てきて、お化けコウイチを見てさっと引っ込むところ、ちゃんとスポット当たってたので、初めて見ることができました。ずっと前からだったのかなあ?

あと1回の観劇では、カイトしか観られないので、気になるところチェックできてよかったです。


と、ここで終わらないのが、私。
海斗が演じるカイトは、それでいいんです。十分に素晴らしい。でも、欲があるんです。「彗星のように現れた大型新人、松倉海斗!」と言われてほしい。それには、ポイントが2つあります。
①舞台での表現方法を身に付けてほしい。
客席1500なら、それだけの人に届かないといけないわけです。私は双眼鏡は邪道だと思ってる人で(←存分に使ってるし。(笑))舞台は「お感情は後払い」(by滝沢修)だと思うので、その人物が何をどう思っているかは、動きで表さないと伝わらない。今のところ、カイトは中身があるのに、表現が小さすぎて、それが衆目の目に触れないという惜しい状況。呆然と立ち尽くすってのは、主役もしくはよっぽどそれが際立つ演出をつけてもらってないと、表現がないのと同じになったり、下手すると不感症に見える危険があるわけです。視線だけで見るのもNG。映像じゃないから、視線動かしてもその目の動き見てるのは数名/1500なわけです。今、まつくがやろうとしているやり方は、レベルが高すぎる。もっと上手くなってからの手法で、新人のうちは、ストレートに足し算でやる方がいいと思います。
②役の作り方ですが、このSHOCKは、やり方によっては、カイトの目からコウイチとヤラを見た物語にもできるんです。それ程カイトの位置は中立で、かつ、カイトがこの物語を通して成長し、コウイチの魂を引き継ぐ未来への希望の役(にもできる)だと私は思います。
やり方としては、要所要所で、コウイチとヤラと三角形になる位置取りをして、二人をずっと見つめている、それだけでいいんです。
例えば「やっぱり、オーナーの・・」のところは、自分の番になって後ろからオズオズ出てくるんじゃなくて、初めから下手舞台前の三角形の位置でコウイチとヤラのやり取りを見ていての台詞にすると、カイトが最悪の結果(となってしまうわけですが)を阻止しようとしていたという大事な役回りだということが、浮き彫りになる。自分は悩まない(悩んでる芝居はしない)。ストーリーテーラー、観客の代弁者として、カイトの苦悩は、お客さんの頭(心)の中に形成されるわけです。そして、ヤラの告白∽コウイチの最後∽CONTINUEで、すべてを受け止めて、未来への希望を開く眼差しと姿勢(ここは正面向いてますから)で、エネルギーのすべてを解き放つ。そこに観客は、世代の伝承と明るい未来を感じる。・・・って、風にやってほしかったなあ。
今の海斗に引き付けたカイトは、少し内向的。そこがいいわけだけど、主役を凌ぐには、弱いと思います。

まつくの才能と感性を信じての辛口意見ということで、ご容赦下さいな。