私的初日で夜公演に入りました。
劇場に向かうの、緊張し過ぎて、気持ち悪くなってきたり、動悸息切れで、胸が苦しくなってきましたが、劇場前で、いつものMちゃんと合流したら、落ち着きました。よかった。

私的初日をどのスタンスで観ようか、決まってなかったのですが、結果、担当ロックオンではなく、なんとなく全体を観た気がします。
メモは取らないので、覚え書き兼ねてますので、ネタバレあります。

いつものSHOCKの幕開きですが、セットが新しくなって、全体を通してとてもカラフル。7色レインボーで、「キスマイか!?」って思わず突っ込みました。昔の42thストリートっぽいいかにもブロードウエーってのもよかったんですけど、ちょっとサイケな今回の美術は、SHOCKの再生を感じます。キャストが一新されたこともあり、新たな1ページが開かれた気がしました。

一番感じたことは、「座長様絶好調!」最初のフライングの歌で毎回の調子がわかりますが、今までで一番よかったかな。昨年ツアーを徹底的にやってきたからか、肉体改造の成果なのか、さすがです。腕がムキムキなんですけど、衣装の上からもわかる胸筋の盛り上がりもすごいです。
それと、関係性について。SHOCKの悲劇は人間関係からくるわけですが、あくまでも私の感想ですが、以前は王子様コウイチにライバル心むき出しのちょっとひねたヤラでしたが、今回は父のように大きなカリスマ性と経験でカンパニーを引っ張っているコウイチと、長兄として、レベルアップを夢見るヤラとスタンスの違いに受け取れました。コウイチは、実力がついてきたからこその、原点回帰のシェイクスピア。これは真の実力をつけるには必須ですよね。その違い。以前と同じ台本なのに、今回はすごく説得力がある関係性がみえる。だから、カンパニー全体がギスギスしてなくて、それでもあの事故が起こってしまって、最後のオバケさんのコウイチが言うように、「(ヤラ、)おまえは、どんなときでもショーを続けられたじゃないか、続けられなかったのは、俺なんだ」という言葉が、とても胸に染みました。つまり、1幕最後で真刀だとわかったのに、ヤラを煽って結果命を落としたのは、自分であり、ヤラのせいじゃない、とオバケコウイチは言いたかったのだと思いますし、見てても(だよね!)と思います。
興奮のあまり、いきなり話を最後に飛ばしてしまいましたが、今回のカンパニーのチームワークは、ほんとにいい。文ちゃんが入ったせいもあるけど、年齢と経験のバランスが絶妙で、なんと言っても、光一君が人として大人になり(→上から発言だけど年上のヲバだからいいよね)、屋良くんが一皮剥けて心を開いてる感じが見てとれます。
ダンサーさんもすごく代わって、好きな男性ダンサーさんが健在なのと、イケメン黒人ダンサーさんが加わり、とても充実。女性は、好きな人が一人しか確認できてません。あと、横笛が生音になり、太鼓とのセッションに厚みがでました。

構成では、ブロードウエー路地裏のパーカッションシーンで、全員によるボディパシーンが入り、よりわかりやすくなったのと、ジャパネスクで、太鼓セッションオンリーの演奏による殺陣が加わりました。生音は、タイミングがずれると怪我するから、ちょっと怖い。

そんな中でのカイトですが、私は末っ子キャラと言われるのがあまり好きではなくて、「末っ子=甘えんぼ」じゃなくて、若い感受性で純粋にコウイチとヤラの気持ちのズレに、翻弄され、悩み、そして大きな悲しみを乗り越えてゆく強さを、今回は特に強く感じました。とてもまつくらしい。踊りは、すでに落ち着きすらある美しさで、ほんとに見事です。何度も双眼鏡越しに目が合って、ズッキューン!バタッでした。
そして、ゲンゲン。ほんとにブラボー。いつも楽しそうに笑ってて、芝居の反応もビビット。歌舞伎の時のぼーっとした右も左もわかりませんから、一挙に羽ばたいた感じでした。

ただとても残念なのは、カイトのソロが半分文ちゃんに取られました(T_T)。まあ、あそこは、モロとやってるときも、何で二人でやってるのに特別?って感じだったから、構成的にも間違ってないとは思うけど、悔しいよお。( ;∀;)( 。゚Д゚。)
あと少しずつ、セリフの割り振りも変わりました。納得できるのもあるし、まだ馴染めないのもあります。(笑)

ちょっと前半飛ばしすぎて、長くなりましたね。
あ、そうそう!
お写真見てみてみて。








愛してる・・・。