今回お作りしたのはジャンガリアンハムスター、スノーホワイトのBlanc(ブラン)ちゃん、通称ぶーちゃんです。
2018年の1月に飼い主さんの姪御さんにお迎えされたブランちゃんは
いろんなことが重なって、2018年10月に飼い主さんのうちの子に。
飼い主さん
「以後、すっかり『ブラン🐹ファースト』な日常となり 笑
蝶よ花よと大切に育てた愛ハム♡ブランの存在は
私にとって唯一無二であり、
家族の心を豊かにし、日常を輝かせてくれました。
『ぶーちゃんで始まり、ぶーちゃんで終わる』という日々が始まり、それはとてもとても幸せで かけがえのない時間でした」
飼い主さんを呼ぶぶーちゃんの『呼び出し』があれば食事やおやつの時間です。いそいそとブランちゃん用のエプロンを身につける飼い主さん。そのエプロンのカンガルーポケットで毎日6〜7回お部屋を移動するのです。
そしてソファに座った飼い主さんの脚の上で手作りご飯をスプーンから食べます。ルーティンは毎朝一番にフレッシュイチゴ🍓を食べること。
夜の部屋んぽや、家族と遊ぶのも大好きでした。
「冬の朝には焼き芋を作り、キッチンの床に座りブランと2人で焼き芋を食べたことも良い思い出です」
飼い主さんにこんなにも愛され、幸せに暮らしたぶーちゃんですが、
2歳5ヶ月の頃になると、さまざまな体調の変化が始まります。
血尿が出たり心臓肥大、お薬を飲んだり点滴に通ったり、
さらには手のひらに悪性腫瘍の疑いが‥‥
高齢なブランちゃんだけにすぐには決断できず、どうすることが一番いいのか調べ続けていた飼い主さん。
しかし、2歳10ヶ月を目前に腫瘍が急激に悪化したため、左手肩からの断脚手術を受けました。
それでもブランちゃんはそれを全て乗り越えました。
なんと手術後すぐに食欲旺盛なところを見せたり、飼い主さんに飛びついてお顔をぺろぺろ舐めたりしてくれたのです!
飼い主さん「私は胸が熱くなり、『ぶーちゃん ありがとう♡』と繰り返して言うことしかできず、この小さな小さな存在を たまらなく愛おしく思いました」
片手を失ってもすぐに順応して、翌日には回し車を、まるで『見て見て!大丈夫だよ、回せるよ!』と伝えてるかのように、飼い主さんを見ながら回していたブランちゃん。
「その後も外耳炎からの良性のしこり切除、朝晩の点耳薬を頑張り、そして最後の1カ月は、ブランがずっと暮らしていたケージを 高濃度の酸素室に改造し、その中での生活となります」
「ブランは最後まで生きることを諦めずに、共に一緒に頑張ってくれました。
私達はブランから様々なことを学び、一緒に過ごした時間と沢山の思い出は、 私達家族にとって 大事な大事な財産だと心から思っています」
「2020年10月22日 午前10時15分
愛ハム♡ブランは、私の手の中で虹の橋に向かいました。
2歳11カ月19日の天命を見事に全うし、
その尊い瞬間を 私達に身をもって見せてくれた
我家のボス☆ブラン🐹には、
感謝の気持ちでいっぱいです。
ぶーちゃん、沢山の笑顔と幸せをありがとう♡」
羊毛フェルトになったブランちゃん。
これからもずっと、飼い主さんのそばにいられます。
*・゜゚・*:.。..。.:*・’’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
最近はオーダーいただいた羊毛フェルトと本人を動画にして、それに合わせて曲を作っています。
今回もブランちゃんに曲と動画を作りました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・’’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
今回、2種類のポーズのブランちゃんを作らせていただきました。
立ち姿のブランちゃんにはご遺骨が入っています。
体重を本人に近く作るタイプの作り方で、体は柔らかく動かせます。
これまでの作り方では、体重を本人に合わせるタイプは大きなオモリを中に入れるため、身体を柔らかくできなかったのですが、今回初めて粒状のオモリを使ってみました。それがうまくいったので、この羊毛ブランちゃんたちは身体が柔らかく、触ると弾力があってもちもちしています。
この作り方がどのオーダーにも応用できるわけではありませんが、
いろいろ試してやっていきたいと思います。
もともと、羊毛フェルトに重さをつけるとかふにゃふにゃ動かせるようにすること自体、私が勝手に自己流でやっていることなので常に試行錯誤です。
これからも、より生き生きした子を作るために頑張ります!
ハムスターの羊毛フェルトはほぼ実物大でお作りします。
作り方にいろんな種類があります。
オーダーのお問い合わせなどはこちらをご覧くださいね。