本物の自分と仮の自分
すえです
今を生きるとはどんなものでしょう？
喜怒哀楽…。
人間身勝手なもので、喜と楽だけが少なく感じますが、
まあ、それが普通でしょう。
楽しい時間帯はあっという間に過ぎ、
苦しい時間はなかなか過ぎない。
そう感じるだけと自分は考えます。
でも、振り返るときちんと笑っている時間も多いですね。
という事で僕の人生が続く重要な分岐点となった日記。
死にたいと思っている方、
生きる希望が無い方、
決行は読んでからでも遅くないですよ。
おまえは自分を隅に置きすぎる。
自分を中心に置け。
自分以外をみんなバカだと思え。
極端な考えを持つ毎日の中、
僕は周囲の人間と仲良くやっていました。
極端な考えは誰にも気付かれないまま日が過ぎました。
ある言い方をすれば解決できない悩み以外では毎日が順風満帆です。
上司に可愛がられ、
同僚に頼られ、
変に名前が独り歩きして、
変に期待されていたようです。
たぶん、嘘が上手かったのでしょうね。
そんなある時、
組織の中で敵対関係にある上司に呼び出され、
施設の中の機械室という騒がしい空間に連れ込まれました。
まだパワハラなんて言葉が一般化しない時代、
その上司は事ある毎に暴力的な行動で地位を固めてきたわけですが、
その行いは当時の僕ら学生に対しても同じでした。
なので呼び出された瞬間は
『今度は自分の番か』
くらいの考えで、
その後の事はその後に考えようと思っていました。
おまえは何を考えて毎日生きている？
『おまえは何を考えて毎日生きている？』
第一声にそう切り出されてハッとしましたね。
内心では毎日『どういう形で死のうか？』としか考えていなかったのです。
今の時代で流用される言葉を用いればうつ状態だったのでしょう。
何も答えられないでいると上司は続けます。
『おまえは自分を隅に置きすぎる。
自分を中心に置け。
自分以外をみんなバカだと思え。』
と。
もともと他人を見下す事が嫌だと思って生きてきた自分にとって、
その表現は正直どうかと…
今も思っています。
ただ、その人の言いたい事は何となく伝わるもので、
自分を犠牲にしてまで他人に接する事は無いという事ですね。
他人に良くすれば良くするほどに周囲は心を開いてくれますが、
開かれた心には個々の悩みが多分に含まれ、
解決しようもない問題に対して正面から考える状況に追いやられます。
結果、自分自身の悩みの解決策を置き去りにして他人有線な考え方に至り、
最終的には自分の存在価値を見失う結果になると言いたかったのかも知れません。
そしてそんな節を抱えたまま、
その後も２０年以上引き摺った結果に至ったわけですが、
確かに自分を中心に置かなかったかからこそ常に自分を第三者的に捉え、
こと自分に対してははっきりと意思表示できない悩みに直面し続けました。
他人に用意した道を譲り、自分は荒れ地を好んで歩くような人生です。
実はあの上司に呼び出された日、
僕は決行を決意していたんですね。
どこかからその気持ちが漏れていたのか、
普段なら敵対関係の間柄、
絶対に僕に近付かないその上司が来たのですから、
きっと近い人間では気付けない部分から察知されたのでしょうね。
言われた言葉は悲しくも今でも鮮明に思い出せます。
大嫌いな相手にものうるさい空間に押し込められて、
場所が場所なので室温も常時４０度越え。
胸ぐらを掴まれた状態で息苦しく、
よく見た光景ではここで誰かが危害を受けそうになって慌てて僕が止めに入るシーンですね。
でも実際には暴力を受けることなく、
自分を中心に置いた時間を過ごせと言われた。
う～ん、悔しいが確かに自信を持てないのが僕の悩みではなく、
自信を持てる筈がない自分が当たり前の人生でしたね。
その事を知らされ、
今も頻繁に蘇るあの言葉です。
残念ながら周囲全体を見下す事は今でも出来ませんが、
あの頃と比較すれば確かに自分は『中心寄り』にはできたかと思います。
恩人でしょうか？
多くの仲間を傷つけた相手なので認めたくはありませんね。
ですが、彼なりの苦境は何度もあったのでしょう。
でなければあからまさに敵対意識を出す僕にあんな事できないでしょうし、
情けを掛けるような言葉は考えても出て来ない事でしょう。
機械室を出る際に彼は言いました。
『他人に優しさを伝えるのと
一方的に他人に優しくするのとでは
意味合いが全然違う』
これは当時でも何となく理解できました。
助けるという行為はある意味で他人の人生の歩調を弱める効果があるのです。
こうも言いました。
『人間辞めるなんて事は誰にでもできる簡単な事だ。
なら、もう３年生きて、
それでも考えが変わらなかった場合には俺に言え。
手伝ってやる』
変に笑えましたね。
おまえにそれが出来るのか？
とも思いました。
でも、言葉通りの話ではなかったのでしょう。
３年も生きれば色々と視野が広まります。
まずは狭い視野を広げて勉強してから同じ事を考えろ。
そんな事を言いたかったのでしょうね。
結果、まんまと僕は今も生かされています。
完全敗北ですね。
でも、当時の自分を考えるといかに視野が狭かったのかも知ることが出来ますね。
今でも人生逃げ出したくなる瞬間は出現します。
その度にあの顔が思い出され、あの言葉が蘇ります。
こうなるともう呪いですね。
ではでは
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借金を負う人の相場って決まっていますね。
難で借金を背負う羽目になるのか？
お金が無いのにお金を使うから借金を背負うわけですね。
無いお金を借りるからお金が返せないんですね。
だから更にお金に困るというサイクルです。
もちろん、この話は個人が有する現金の話ですよ。
企業が流用する資金のやりくりとはワケが違うお話です。
個人レベルで借金しない最良の方法は…、
ちょっとした我慢をする事ですかね。
欲しいものがあるからお金を使う。
当たり前な話ですが、その欲しいものは本当に必要なモノでしょうか？
そこをちょっと考えれば、
実際に必要なものとそうでないものが振り分けられるかと思います。
そしてその考えを持たない人がこぞってお金に困っているように感じられます。
あとは必要なモノであっても手放す勇気でしょうか？
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