今日はJAの女性農業者講座の4回目、秋野菜の植付・圃場研修の日でした。
が、雨で中止となり、この雨では畑に行くこともままならず、家で縫物をして半日、あと半日は常備菜作りで消える予定です。
さて、JAについて知ることになったのは、昨年の12月のことでした。
こちらに引っ越してきて、立場にあるJAハマっ子みなみ店に、(多少の)野菜を出荷したいと頼んだことがきっかけでした。
JAへ出荷が許されたのは、そこから1カ月以上掛かりました。
まずJAの方々との面談(1時間以上)、そこから連絡を待って(多分審議されている?)、次にJAバンクの方々との面談(こちらも1時間以上)、そこから又連絡を待ちました。
あまり遅い気がしたので、途中連絡をしてみると、『こちらから連絡しますからもうしばらく待って下さい。』とのこと。今年1月の暮れごろやっと多少の野菜を出荷できることになりました。
晴れて、農協組合員となりました。
当初は、今は何でも簡単にインターネットで手続きできたりするのに、めっちゃアナログやなぁ・・などと思いましたが、この丁寧さ・親切さ・直に逢って話をじっくり聞いて対処してくださる姿勢など、全て今の社会に欠けているものがここにあるような気がしました。
実際、直売所に行くと農家さんの会話が飛び交っています。
私は、農家ではない、むしろ都会で育ってしまったのでJAと言われても判らなかったし、過去にいろんな授業(民間で行っている有機栽培や、不耕起栽培、養鶏会など)を受けるたびに、農協に対して良い評価を聞いたことがありませんでした。だから遠のいていたのかもしれません。
しかし、実際の農協の実力と底力は認めざるを得ません。
くらい、すごいです、素人の私からすれば。
私が今耕している和泉町の畑も、『あれは、確か調整地だったんじゃない?』と空で答えてらした。
農に関して質問すると、ほぼ全て即座に答えが返ってきます。
私が最も驚いたこと、それはこの農業者講座を受ける中で知ったのですが、農薬に対する考え方でした。中高年ホームファーマーの授業でも農薬を推している感がありました。神奈川県農業サポーターとなっても講習でそのように指導されました。
しかし、ここでは、JAでは、いかに農薬を少なくしてより良い野菜を作るか、と言ってるのです。
もっと言えば、病気や害虫にピンポイントに必要最小限の防除をすること、を教えてくださっているのだと感じました。
同じサポーターの人に、JAの講座お勧めだよ!と伝えたところ、『だって、農薬勧められるでしょ。』と答えが返ってきました。以前の私のように。
今日、講座でM顧問と会えるのを楽しみにしていましたからとっても残念です。
M顧問は野菜に関して知らないことはありません。
もっと早く、JAの世界を知っていたら私の人生も変わっていたのかもしれません。
しかし、タラレバはやめておきましょう。
今の人生が私の人生、泣いても喚いてもどうしても、いまの自分が私です。
ただ、農薬は使わないかもしれませんが、、。
しかし可哀想なイチジクの樹の幹に何か塗ってあげたい気持ちはあります。