転職期間の過ごし方 その3 現地のフランス語学校編 | 紛争地のアンテナ: 瀬谷ルミ子のブログ

転職期間の過ごし方 その3 現地のフランス語学校編


すっっかり忘れてました、このシリーズ。



前回までの話を読んでいない方は、以下をお先にどうぞ 音譜



「転職期間の過ごし方 その1 旅行編」



「転職期間の過ごし方 その2 語学留学編」



 

 *  *  *




転職期間中にフランス語を勉強しようと

コートダジュール(南仏)に行こうと思ったら、

元同僚のフランス人Lにコートジボワール(西アフリカ)

来ることを勧められた私。



コートジボワール・・・。


そもそも、私はフランス語を学ぶだけではなくて

リラックスしたかったはずでは・・・。



L: 「大丈夫、コートジにもビーチあるよ!

   語学学校もあるし!

   治安も全然問題ないし!

   何より、うちにタダで泊めてあげるよ!」



治安問題ないって・・・

じゃあなぜコートジには国連PKOが展開してるんでしょう・・・。

しかもあなたそこで働いてますよね・・・?


とはいえ、私たちの感覚からすると、PKOが展開してる

全ての国の治安がそれほど悪いわけではないのは

そのとおり。


あと、Lはシエラレオネでも同じアパートをシェアして

住んでいたので、気心も知れてます。

それに宿泊費が浮くのも魅力的です。



L: 「語学学校と先生、いくつかの候補を

   私が見つけといてあげるよ!



・・・ということで、思い立ったが吉日。


その2週間後にはコートジボワールに

降り立っていたのでした。


何か間違ってないか、そんなアドバイスで

私を正気に戻してくれるような友人は

私の周りにはいませんでした ガクリ



コートジボワールの首都アビジャンは、

内戦前はアフリカのパリと呼ばれていたことも

あって、道路のつくり、レストラン、生活水準は

アフリカのなかでもかなり充実してます。


焼きたてのフランスパン(バゲット)を売るベーカリーが

あちこちにあって、フランス人が植民地中とその後に

熱心に自分たちが住みやすいように整えたのが分かります。


私はアビジャンは二回目だったのですが、

前回はシエラレオネに行く途中の乗り換えで

スーツケースをガーナ航空が失くしたために

3日間荷物なしで足止めされたというあまり

思い出したくない経験・・・汗



空港に国連のランドクルーザーで迎えに来たL。

Lは2LDKの広いアパートに一人で住んでました。

現地で買った絵や彫刻品などをたくさん飾ってます。

家の隣にはテニスコートとプールのあるスポーツクラブ。



L:「ここの生活環境が良すぎて、ほかの勤務地に

  行きたくない・・・」


そんなL、今ではコートジ勤務が4年目に突入してます。

彼女は同時に仕事熱心な人でもあるので、

不真面目なわけではないのですが。



何はともあれ、早速Lが見つけたらしい

語学学校に嬉々として向かった私。




私: 「あなたのところの外国人向けのフランス語

    教室に入りたいんだけど音譜



学校:「治安の悪化で外国人生徒が全員逃げて、

     今いるのはあんただけだけど」




な、なんだってーーーーー!! ∑(゚Д゚)





長くなったので、つづく。