TNRと保護は両輪 | 瀬谷のらねこへらし隊

瀬谷のらねこへらし隊

〇横浜市で地域猫活動と保護譲渡を行っております。
〇地域主体で野良猫のトラブルを解決するために行政と共にサポートをしております
〇預かりさんを募集しております
〇皆様からの寄付ご支援をお願いしております

長文です(;^ω^)

私がお世話になっている団体の理事長さんに教えていただいたことです。
数年前まだボランティアを始めたころは理解が出来ていませんでした。

保護はしない。

そう決めていました。
正直それ以前に保護できる人がいませんでした。

TNRをバリバリ頑張りました。

でも毎回困る事がありました。
保護したい猫がいる
保護すべき猫がいる

当たり前のことですが保護しないと
死んでしまうであろう猫と遭遇するのです。





行政に相談すると
行政からもセンターの人からもセンターで引き受けますよと言われます。
でも私はこれまで一匹も自分で送ったことはありません。
譲渡か死かの選択しかないところには託せません。
なので地域に残し餌やりさんに託すか
他区の預かりボラさんに何とかお願いしてきました。

でも他区のボラさんに毎回お願いするわけにもいきません。
地域で見守るにはリスクが高すぎる仔猫もいます。
やはり
『現場のことは現場で解決』
すべきと感じました。
ありがたいことに預かりを申し出てくる有能なボラさんが集まりました。
しかし保護に積極的ではなかった私は預かりさんの気持ちを理解できずに
団体を去って行かれました。
申し訳ないことをしたと思っています。
そして今再び信頼できる預かりさんがいてくださる事に感謝です。

頭数のキャパに限界はありますが、自分たちがTNRを行った現場で
保護対象と思える猫たちを保護譲渡できるようになりました。
緊急的な保護依頼をお受けすることもできるようになりました。

 

↓下水道に落ちた子猫のレスキュー夜からは雨予報
雨が降れば大きな下水管に流されてしまいます
レスキューに参加してくださった地域の方が里親さんになってくださいました。



行政は保護に関しては全く関与しない姿勢ですが
TNRと保護は両輪であることは理解しています。
地元で保護してくれるボラさんがいる事にも感謝しているとも言ってました。
TNRだけでなく保護譲渡に関しても行政が
出来る分野で携わってくださる事を望んでいます。

TNRは地域の皆様が誰もが参加できる活動です
保護譲渡はちょっと違います。
気持と技術と、知識と、経験が必要です
誰もがすぐにできることではありません

しかし、地域の皆様が出来ることはあります。
保護した方が出来ることをしてくだされば助けられる命が増えます

野良猫対策の中に保護譲渡も入ると私は思います。
(横浜市の地域猫活動のガイドラインには保護譲渡も含まれています)

皆さんで出来る事、力を合わせて保護譲渡も含む野良猫対策を行いたいと思っています

現場のことは現場で、この意識が猫を増やさないという認識を培う事にもなると思います。