いざ、実父をつれてゆかん。
不倫女の家へ
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離婚届、持った
合意書、持った
怒り、悲しみを胸に
でも、実父の前では泣かないように
(泣いてもいいはずなのに、なぜか実の親の前では泣きたくない私)
女の家に到着。
インターホンを押して
「開けてください」
と言う。
怒った顔で出てくる夫。
濡れた髪に顔面蒼白で出てくる女。
(なに?やったあとか?あ?)
私:ここ(玄関先)でいいので、話を聞かせてください。
夫:うん
私:お父さんも来てます。呼ぶよ?いいね?
夫:うん
私:どうぞ、お願いします。
実父、玄関に入室。
夫、私、不倫女、玄関に正座。
Q.5月のどこかで九州に帰られたんじゃなかったんですか?
夫:会社の人に聞いたら九州に帰っていて、昨日こっちに帰ってきたって聞いた。
Q.だとしても会って慰謝料の割り振りの話をする必要はないんじゃない?
夫:でも、会社の人経由でこんな話をするわけにはいかない。
Q.そりゃそうだけど、連絡手段って色々あるでしょ?今、SNSなんていっぱいあるやん。で、やり取りしてる内容をスクショでいいので私に送って、やり取りを開示して。
夫:はい
Q.いつ、九州に帰られますか?
不倫女:××日か〇〇日には
Q.GPSを持ち歩いてくれますか?
夫:はい
Q.離婚届に名前を書いてくれますか?
夫:はい
Q.3人の子どもに会えなくなってもいいですか?
夫: …………(無言で伏し目がちになり目線が下に落ちる)
これより先は自宅に帰って夫と2人だけで話そう。
という事になり、不倫女の家をあとにする。
帰りの車内で実父が言う
「不倫女も愛望の夫の被害者なんじゃないのか?」
「愛望の夫は開き直ってないか?」
でも、実父は私に
「離婚しなさい」
とは言わなかった。
家に着いて、車から降りる前に
お父さんは離婚しろって思うよね?
でも、嫌だ。
今ここで離婚したら妻の座を明け渡す事になる。
それはしたくない。
これが私に出来る、復讐だ。
と伝えて別れた。
もう少し、続く。