こんにちは。瀬谷松栄塾の田中です。

 

最近インスタもがんばってみたりしているので、なかなかブログを書く時間も取れず・・・書きたいことは山盛り大盛りあるんですけれどもね。

 

さて、タイトル。当塾もさすがにそろそろ夏期講習の計画を練り始めてます。まあ、金額以外に練るところないんですけれど。チラシは印刷済み、暑くなる前にポスティング終わらせたい。

 

 

 

さて、そうなるとやはり塾選び

 

 

 

塾選びの記事は今まで何回か書いた記憶がありますが、

 

 

 

正直

 

成績が上がって、費用が納得できるレベルであればなんでもいい!!!

 

 

 

というのが私が保護者であったら感じる感覚です。

 

 

他の人はどうなのか知りません(というかさすがにこんなこと保護者の方に聞けない・・・(笑))

 

成績が上がらないのも困るし(下がらなければいい、という考え方もある)

 

成績が上がったからといって、自分が支払える限界近い金額がずっと続くのはキツイ・・・・

 

だからそのバランスの中で決める。

 

塾は塾ごとで、「勉強を教える」という枠組みが同じだけで

 

やっていること

指導方針

価格

どこもかしこも全部違う。塾という八百屋で、いろんな野菜や果物があるという感じ。

 

 

ピーマンは好きだけどパプリカ苦手な子もいるし、

トマトは嫌いだけどプチトマトは平気という子もいるし、

みんなの味方バナナもあれば、高級な果物もなんかあるかもしれない。

 

合う合わないも、量も質も、全然違うから、限られた予算の中で自分で選ばなきゃいけない。

 

その中で大雑把な枠組みとして、

 

集団塾

自立指導塾

個別指導塾

ICT塾

オンライン塾

それぞれの複合

 

みたいな感じになるのかな。うちは、集団の割合は今極限まで低くて、自立+ICT+個別指導みたいな感じです。一番安く、かつ成績をそこそこ上げるにはこれしかないかな、という選択肢でやってます。

 

 

塾における経費は、

「広告宣伝費」と「人件費」が大部分を占めていて、そこからかなり下がっていわゆる固定費となるから、仕組み上

 

・広告や入塾前の無料のものが少ない塾

・生徒一人当たりに使う1時間当たりの人数が少ない塾(人時接客数が多い塾)

 

が安くなります。つまり

集団塾系、またはICT(PCや動画を使ったもの)、自立型あたりが安くなっていきますし、逆に個別指導は高くならざるを得ないですよね。(といっても、個別指導と名乗っているけど実質自立型だったり、とあるので厳密には言えなくなってますが)

 

 

で、前も似たようなこと書いてるはずなんですが、掘り起こすのも面倒だし考え方や世の中の環境も今と違うだろうから少し書いてみましょう。

 

そもそも自立型、とか塾側が勝手に言ってるだけで保護者の方からしたら何言ってるかわからないですよね。

 

 

自立学習ってそれ自習ちゃうん、と

 

 

今ならこう答えるかな

 

 

 

まずなにより、机に向かうことってハードル高いんですよ。で、次に机に向かったら勉強を始めようとするまでにもハードルがあって、今度は初めてからすぐ他の誘惑に負けてしまいそうになるというハードルがある。だからまず「勉強しなきゃいけない環境にいること」が大切です。

 

 

自習であることそのものを否定しません。だって、そもそも勉強って自分でやらなきゃできるようになりませんからね。どんなに素晴らしい授業を受けようと(私の授業の質は置いておいて)、本人がそれを必死で吸収しようとしたり、教わったことを試してみようとしたりしない限り、結果につながることはありません。

 

 

それじゃスタバとかファミレスでもいいんじゃないか、というお話をたまにされますが、出来るなら別にいいと思います。

 

で、実際にスタバとかマックとかで勉強している素振りのある子見てみると、95%の子がすぐスマホをいじる、喋る、ぼーっとする、寝る・・・・そんな感じになっています。それでも本人たちのなかでは〇時間勉強した!ってなりがちなんですよね。

 

自分もそれに近いものがありました。机に向かっている時間が全て、内容は二の次。

 

自分ができなかったからこそ、生徒に関しては強く言う、という部分は正直あります。自分ができたから、じゃないです。

 

 

例えばテスト期間でも、図書館や地区センターでやるから塾に来ないという子もたまにいますが、たいてい全然進んでいません。

 

 

そんなもんだと思っています。まずは時間の確保。場所の確保。そこから。

 

実際、自分が初期に言ってた自律学習なんて、ほとんどできないんじゃないかな、と思うようになっています。それでも、「やらなきゃいけないことは、自分がやりたいとかやりたくないとか関係なしにきちんとやる」という姿勢を身に着けるだけでも価値があるなと思っていますし、そういう前提のもと指導しています。そして少なくとも、「今日何をやればいいですか」なんて聞いてくる子は当塾には(入塾初期を除いて)いません。多少は自分で「なにをやるべきか」を考えています。もちろんその「やるべき」と思った内容が間違っている、ずれていることはありますが、そういうことの修正を指導することが自立指導塾の一番のポイントなのだと思います。他の自立指導塾は知りません。単なる放置になっているケースもあるでしょう。そのあたりは、その塾に実際行ってみて判断すればよいのではないかな、と思います。

 

 

次に「教えてもらわなきゃできるようにならないんじゃないか」というご意見。

 

これは実際にごもっとも、という点と、そうでない点があります。

 

「できない」と一言で言っても、いくつかの状況があります。

 

 

①その前段階から地味にわからなくなり始めている

②日本語の理解の問題(用語の定義含む)

③教わってないからできないと思っている

④考える気がない

⑤そもそもできるようになりたいと思っていない

⑥抽象的概念がイメージできない

⑦単なる練習不足

 

細かくあげるともっとあるかもしれませんが、私は基本的に上記の推測を立てて指導をしています。これに関しては後日別記事にあげましょう。

 

 

 

次に、集団塾に向いている子ってどんな子か

 

 

これね、集団塾っていっても、塾ごとにやり方ってやっぱり結構違うみたいなんですよね。私はここ以外で集団授業って実は2回くらいしかしたことがないのでよくわかりません。

 

ただ少なくとも、「話を聞いて勉強した気になっちゃうタイプ」「聞いた後に自分で問題演習または復習ができないタイプ」には無意味と断言しておきましょう。

 

 

ICT塾

 

これは、すららさんとかshowinさんとか、当塾で使っているいっとうくんだったり、ビットキャンパスだったり?あとは動画授業系ですか。

これ、結局単なる教材なんですよ。だからこそ、実は「PCだから誰でもできる」のではなくて、「学習管理者の能力に依存する」のじゃないかな、と思ってます。うまく使いこなせればどれも素晴らしい教材なはずですし、逆に「AIだから任せておけばOK」には少なくとも今はまだなっていません。

 

 

最後に個別指導塾。

 

極端な話、指導者の力があるのなら個別指導最強。当たり前。値段も最強。当たり前。

 

 

※ただし指導者の力がないなら、力がある自立指導塾や集団塾、なんならICTのほうがよっぽど学力つきます。

※※一方中学生くらいのレベルだと、先生が好き・嫌いというだけで成績めちゃくちゃ動くので、指導者の力、というのはそういうものも含みます。

 

 

本人のタイミングに合わせて指導できる先生最強。

 

でもこれ、気を付けたいのは、教えすぎになってしまわないようにすること。教えすぎると考えなくなるし、覚えなくなります。

PC使ってると漢字読めるけど書けなくなるじゃないですか。聞けばわかる、調べればすぐわかるってなると、人は本当に物事を覚えなくなります。他人を外部メモリとして使うようになります。

 

 

実際、ずーっと教え続けなきゃいけない状況って普通じゃないんですよ。

教わったらやってみる、1問じゃなくて同じようなものを繰り返しやってみる。そういう時間必要。

 

これ難しいところで、結局直接教える時間よりも見守る時間のほうが大切なのですよ。

 

でもお金払う側からしたら、やっぱりたくさん教えてもらいたいじゃないですか。そういうギャップがあるので、教える→教えた時間の数倍の演習をやる ができる自立型スタイルをうちは取っています。

 

家で宿題として復習できるならいいじゃん、という考え方もありますが、

 

教えてもらう→演習→わかる→できる→自分で考えて先に進む→演習→躓いたら調べて、わからなかったら教えてもらう→演習→わかる→できる(以下ループ)

 

を2時間やるのと、

 

説明説明説明わかる説明説明説明わかる(1時間)宿題宿題あれどうやるんだっけ忘れた次回質問また最初から説明説明・・・・

 

こうなったらむしろコスパ悪いですよね。これが40分説明、40分演習というスタイルでもこうなりがちです。

 

よく「わからないことをたくさん質問してほしい」というお話もされますが、

 

 

ろくに考えないでの「わかんなーい」という質問は、そういう質問が出てくる時点で伸びにくいので「考えてもらうように誘導する」必要があります。そしてこれってかなり指導技術が必要で、訓練か素質が必要です。普通は教えちゃいます。

 

 

そもそも「なにがわからないか自分でわかる」っていうのはそれだけでそうとうレベル高いのですよね。

 

一気に教えてもらって消化不良おこさないのは、授業を受ける前に自分で散々考えまくった上での「あ、そういうことか!」だと思うので、自分で勉強しまくってわからないことだけ質問しまくれるタイプが一番個別指導の上手な使い方のはずです。

 

実際、中学受験塾などでも上位層ほど質問が出るそうです。

 

では、授業についていけないから個別指導、というタイプの指導にはどうすればいいか。

 

教えて貰ったことの消化不良を起こさないためには、教えたものを一個一個丁寧に処理する訓練をすることが必要です。

できることからはじめて、躓き始めたときに躓きポイントを説明して、同じパターンに躓かないように練習する。何度も、何度もです。もちろん、忘れないうちに自宅でやることも必要です。

それを見守ってもらう個別指導なら、絶対成績は上がります。

 

 

人一人を拘束するので当然お高くなってしまいますし、教科数で縛られたりしまう、日数を確保しにくいので、真剣に宿題に取り組む子でないと忘れてしまうというデメリットもありますが・・

 

私は「家で勉強する」という言葉を一切信じていないので(生徒にもよりますが)、じゃあその分ここでやればいい、と

要所要所で見ていくけれども、ずっと横にいるわけではないから、その分コストダウンもできますよ、と

 

その分 日数や時間を増やして勉強するそもそもの時間を増やそう、と

 

そういうことを考えて自立指導型をやっています。

 

 

なんか塾選びの記事ではなく、自分の塾の説明になっちゃった

 

いいんです、どうせブログなんて広告なんですから。