いつもありがとうございます。瀬谷松栄塾田中です。
最近ブログ連投していますが、ネタだけメモとっていて、仕上げしてなかったものを放出しています。夏休み前、定期テストあとに塾を探している人の(うちに通うとかではなくても)参考になれば、と思いながら書いてます。
さて、相変わらず話が長い(普通に読んだら6~7分)ので、今回から「30秒で読むまとめ」に変更しました。
本文を読まれる方は読まなくて良いです!
行きたい学校がある。しかしその目標に対して今の行動が足りていないなら、行動を変える必要がある。努力しているのに結果が出ないなら、努力の内容や方向性を変える。努力が足りないなら、事実として指摘する。それでも全く行動が変わらなければ叱る。本気で行きたいなら、厳しいことを言われても折れずに、次の行動を変える。そうでないなら、目標を下げる。行動も変えない、目標も下げない権利だって一応ある。その場合は他所の環境も視野にいれよう。
志望校を口にすることは、悪いことではありません。
今の成績より高い学校を目指すことも、悪いことではありません。
むしろ、行きたい学校があるなら、それは大事にしてほしいと思っています。
「この学校に行きたい」
「この高校に入りたい」
「この大学を目指したい」
そういう気持ちがあること自体は、とても良いことです。
ただし、目標が高くなればなるほど、今の行動も変える必要があります。
「行きたい」と言うことと、そこに届く行動をすることはあたりまえに別のことです。
そして、受験生になったから、と自動的に変わるものでもありません。
目標が適正なら、特に何も言いません
目標が、今の力やこれまでの努力に対して適正であれば、私は特に何も言いません。
今の本人の力。
これまでの積み重ね。
残された時間。
現在の勉強量。
目標までの距離。
そういうものを見たうえで、目標と行動が合っているなら、それでよいと思っています。
特に最近は、偏差値50以下の公立高校に入るために必要な努力量は、以前よりかなり少なくなっている印象があります。
勉強が人生のすべてではありません。
勉強ができても仕事ができない人もいますし、高校の偏差値が高くなくても、社会に出てしっかり力を発揮している人もたくさん見てきました。
むしろ、そういう人たちを見ていると、「勉強ができなかった」というより、「その時期に勉強をしなかっただけなのだろう」と感じることもあります。
頭の回転が速い人もいます。
人との関わり方がうまい人もいます。
仕事の覚えが早い人もいます。
やろうと思えばできたのだろうな、と思う人もいます。
無理に上を目指せとも言いません。
無理に下げろとも言いません。
本人にとって適正な目標で、そのための行動ができているなら、こちらが必要以上に口を出すことではないからです。
ただし、本人が今の力より高い目標を口にするなら、話は別です。
行きたい学校があるなら、その目標に届く行動をしなければいけません。
「この学校に行きたい」と言いながら、今までと同じ勉強量、同じ提出物の出し方、同じテスト前の動き方をしているなら、そこは変える必要があります。
足りないなら、何が足りないかを考える
目標に対して今の力が足りていない場合は、その差を見ます。
点数が足りないのか。
内申が足りないのか。
勉強量が足りないのか。
基礎が抜けているのか。
学校課題の進め方が甘いのか。
テスト前の準備が遅いのか。
足りない部分は、生徒によって違います。
努力しているのに結果が出ていないなら、その努力の内容や方向性を一緒に考えます。
どの教科を優先するのか。
どの単元まで戻るのか。
どれくらいの量をこなす必要があるのか。
今のやり方で間に合うのか。
次のテストまでに何を変えるのか。
努力している子に対して、「もっと頑張れ」だけでは足りません。
頑張っているのに結果につながっていないなら、頑張り方を変える必要があります。
そこは一緒に考えます。
努力が足りないなら、そこは指摘します
一方で、目標に対して明らかに努力が足りない場合もあります。
行きたい学校はある。
でも、勉強量は足りない。
宿題も甘い。
直しも甘い。
学校ワークも遅い。
小テストの準備も甘い。
その状態で「行きたい」と言っていても、合格に近づくわけではありません。
その場合、私は指摘します。
それは、目標を否定したいからではありません。
むしろ、「本当に行きたいのなら」、今のままでは間に合わないからです。
厳しく聞こえるかもしれません。
ただ、少なくとも十年以上、この地域で塾をやっています。
他の塾なら間に合う、ということもあるのかもしれません。
しかし、少なくともうちでは、このまま進めば間に合わない。
今の勉強量では届かない。
そのやり方では点数につながらない。
そう判断したときに、何も言わないのが優しさだとは思っていません。
もちろん、言い方には気をつけなければいけません。
私自身、伝え方を間違えたと思うこともあります。
ただ、伝え方の問題と、今のペースで間に合うかどうかは別です。
言い方が気になったとしても、今のままでは間に合わないという事実まで消えるわけではありません。
できれば、そこは信じてほしいと思っています。
こちらも変わる努力はします。
ただ、遠回しに言っても直らないなら、どうしても直接的な言い方になります。
本当に伸びたいなら、厳しい指摘を受け止めて、自分の行動を変える材料にしてほしいのです。
指摘して行動が変わるなら、それでよいです。
言われて、行動を変える。
勉強量を増やす。
直しをする。
わからないところを聞く。
学校ワークを早めに進める。
小テストの準備をする。
行動が変われば結果は変わります。
そうなれば、こちらも次の行動を見ながら進めます。
大切なのは、指摘されたあとにどう動くかです。
一度失敗したら終わり、という話ではありません。
人間なので、元に戻ってしまうこともあります。
たまたまやってしまうこともあります。
気が緩む日もあります。
それ自体を一回で全部だめだと言いたいわけではありません。
ただ、大切なのは、そのあとです。
同じことを繰り返さないようにする。
なぜ戻ってしまったのかを考える。
次にどうすれば防げるのかを決める。
自分なりの再発防止法を考える。(もちろん、私がやってきた・他の人がやっていた、自分が知っているだけの技術で、合いそうなものは全て教えます)
そこまで含めて、勉強を通じて学んでほしいと思っています。
失敗してもいい。
ただ、失敗したあとにリカバリーできる精神性と技術を、勉強を通じて身につけてほしいのです。
何度指摘しても変わらないなら、叱ります
しかし、何度指摘しても行動が変わらない場合は、叱ります。
目標に対して行動が足りないのに、そのままにするわけにはいきません。
「行きたい」と言う。
でも、行動は変えない。
注意されても、その場だけで終わる。
また同じことを繰り返す。
それでは、目標に近づきません。
行きたい学校があるなら、行動を変える必要があります。
行動を変えないなら、目標を見直す必要があります。
どちらも選ばずに、「行きたい」とだけ言い続けても、現実は変わりません。
だから、何度も同じことを繰り返すなら、私は注意します。
それは怒りたいからではありません。
間に合わなくなる前に、変わってほしいからです。
それでも変わらないなら、選ぶ必要があります
注意しても行動が変わらない場合、本人に選んでもらうしかありません。
志望校を下げるのか。
行動を変えるのか。
そのどちらかしかないですからね。(あ、「落ちる」「運任せで受かる」ということもあるか、でも運任せで受かってしまうような成功体験は、長い人生で見ると良くないよなあと個人的には思っています。)
志望校はそのまま。
でも、行動は変えない。
それでは、現実的には厳しいです。
もちろん、最後まで可能性がゼロだと言いたいわけではありません。
ただ、合格可能性を上げるために必要な行動をしないまま、「行きたい」という気持ちだけで届くわけではありません。
今の能力と努力にふさわしくない高校に行きたいなら、行動を変える。
行動を変えられないなら、目標を見直す。
厳しいですが、受験ではそこを考えなければいけません。
そして、「行動を変える」と決めたなら、具体的に変える必要があります。
毎日の勉強時間を増やすのか。
学校ワークを早めに終わらせるのか。
間違えた問題を解き直すのか。
英単語や漢字を毎日やるのか。
自習に来る回数を増やすのか。
スマホの時間を減らすのか。
「頑張る」
「ちゃんとやる」
「次はやる」
それだけでは、たいてい同じことになります。
行動を変えると言ったのに変わっていなければ、私は叱ります。
時代には合わないのかもしれません。
それでも、行きたいという気持ちが本気なら、そこで折れずに変わってほしいと思っています。
そして、そのためには保護者の方のご協力も必要です。
塾で厳しいことを言われたあとに、ご家庭でさらに強く責められると、本人の気持ちが折れてしまうこともあります。
ご家庭では、叱責を重ねるというより、
「何を変えるのか」
「次に同じことを繰り返さないために、どうするのか」
「本当にその学校に行きたいのか」
そこを一緒に確認し、必要であれば背中を押していただければと思います。
もちろん、どの塾にも合う・合わないはあります。
厳しい指摘を受けながら行動を変えていく方針が合わない場合は、別の環境を選ぶことも悪いことではありません。
ただ、本気で行きたい学校があるなら、楽な言葉だけではなく、必要な指摘も受け止めて、行動を変えるきっかけにしてほしいと思っています。
