お正月門松

お節料理をアテにお気に入りの酒蔵の初絞り一升瓶を抱えながら、ほろ酔い気分で過ごしてるセクスィーです。

あ、皆さま、あけましておめでとうございます

 

正月早々イイ気分の父に、娘が質問してきました。

「パパが好きなこと5個挙げて?」

 

私の答えは、

 

1. 旅行&キャンプ

2. お酒

(3. 女性との交際)

4. 温泉

5. 仕事

 

でした。

(3. は「家族」と答えたんだけどねw)

この娘の質問がキッカケで、昔懐かしい話を思い出しました。

私の回答の 1. 2. 3. 4. が全部テンコ盛りのストーリーです。

今回のお話しはコーフン間違い無しですYO!

注)鼻血が出るかもしれないので、ティッシュを用意してお読み下さい。

 

- * - * - * -

 

大学生の頃、ご多分に漏れずスキーバスツアーに何度も通ったものでした。

ゲレンデと言えば、ゲレンデLOVE。

ゲレンデ効果であっという間に恋に落ちて、旅先の解放感も相まって滞在先のホテルで・・・

はい、ミドル・レディース&ジェントルメン、今のあなたの脳内BGMは広瀬香美ですね?w

旅行と女好きに加え、酒も温泉も好き、というややオヤジ気質な友人2人と連れ立って、長野県北部の温泉&スキーツアーに行った時のお話です。

 

神宮外苑近くでバスに乗った3人組は、信州は温泉と国立公園で有名なとある古い街にて旅装を解きました。

幾つもある温泉をホッピングする湯巡りで有名なその街で、「まずは温泉を楽しもうか!?」と意気込む一行。

でも何湯か楽しむうちにあっという間に湯当してしまい、そそくさと宿に戻りました。

御飯と美味しい地酒を頂いてやっと生気が戻った3人。

信州が誇る地酒「真澄」にハマったのはその旅がキッカケでした。

食後に温泉の話題で盛り上がったところで、昔のTVの温泉番組の話になりました。

昨今のTVの温泉番組って、お湯に浸かる女性はタオルで肢体を纏ってますよね?

で、テロップで『撮影のために許可を得てバスタオルを巻いてます』とか但し書きされて。

でもね、昔々の温泉番組って、オッ◯イがポロリだったのですよ!!

(この事実を知っている人は、ある年齢以上だろうなぁ〜)

 

「昔はオッ◯イ見えてたよね!?」とか盛り上がるうちに、一人が「地元の人が集う混浴温泉があるって聞いたことある!」と。

で、旅館の若旦那さんに、「近くにある混浴温泉はどこですか?」と聞きに行ったのです。

(いやー、今思い返すと、ホント馬鹿だよねぇww)

 

3馬鹿 「混浴温泉、いちど体験してみたくて」

若旦那 「いやいや、さすがに混浴温泉は無いですよ」

3馬鹿 「でもでも、地元の方だけ知ってるとこ、あるんでしょ?」

若旦那 「んー、お客さんたちどこから?」

3馬鹿 「東京からです!」

若旦那 「東京なら、女性との出会いもいっぱいあるでしょうに」

3馬鹿 「いや!出会いじゃなくて、僕達、純粋に文化として嗜みたいというか・・・」

若旦那 「アハハ。じゃぁ、特別に教えてあげましょうか・・・」

3馬鹿 「!!!

 

若旦那が教えてくれた場所は、かなり難しい場所でした。

以下、おぼろげな記憶ですが、

  • 宿を出て温泉街を抜けてそのまま歩き続ける
  • 途中で脇に下る階段が現れる
  • その階段をひたすら下ると、途中でそのまま下る階段と脇へ登る階段が現れる
  • そこで脇へ登って行くと、途中から下り道になる
  • その道を降り続けると川の近くに出る
  • その川沿いを歩いて行くと、天然の露天風呂がある
  • その露天風呂こそ、知る人ぞ知る混浴温泉!

外は雪が降り続いていて、そんなアドベンチャーに行けるのか!?と思うのですが、そこは男子大学生です。

なんせ、オチ◯チンが服着て歩いているようなもんです。

急いでスキーウェアに身を包んだ3人は、雪の中を出発しました。

 

道中、ひたすら雪道を進んで相当宿から離れてしまい「ちゃんと帰ってこられるのか?」と不安に駆られながらも、それらしき道を辿って、それらしき川に突き当たり、そのまま川沿いを歩くと、ついに見えてきました湯煙が!

湯煙の脇には、若旦那が「目印になるよ」と教えてくれた、トタン屋根の小屋もあります。

若旦那曰く、「女性客はそのトタン小屋で着替えるんだよ」と。

期待でいろんなところを膨らませながら近づくと、湯煙の中に幾つかそれらしき人影があるじゃないですか。。。

おバカ3人組は、「やった、ついに!!」と心躍らせながらも、冷静さを装って湯煙に近づきます。

 

あたりには雪が舞い散る。

もうもうと立ち込める湯煙。

期待とコーフンに我を忘れるバカ3人。

ようやく湯煙越しの人影が見えてきたら・・・

 

 

 

 

 

お猿、お猿、お猿!!!

 

 

そこは、ニホンザル猿が楽しむ天然温泉でした。。。

愕然とする3人。

「せめて温泉だけでも楽しんで・・・」と思っても、さすがにお猿と混浴するのは躊躇われて・・・

トボトボと帰路を辿るおバカ3人。。

 

宿に戻ったバカ3人組を出迎えた若旦那は、「ホントに行ったの!?!?。でも、混浴温泉だったでしょ?」と、涙を流して笑いましたとさ。

 

 

おしまい

 

 

(あ、皆さま、本年もよろしくお願い致します。)